「緊張する」の8割は・・よいこと・・
玉掛け技能講習の3日目に、実技試験と学科試験がある実技試験は、実際にワイヤーで資材を巻いて、クレーンに合図を送り、移動するという実作業をする・・合図を声に出して・・しかも一人で・・・他の受講生が注目するなか、「演技」をするのは、なかなか緊張することだ。みんな、体の動きが普段と違いオロオロしながら、声も上ずったりしている。ボクも、経験したが、指先と膝から下の感覚が鈍くなってる感じがした。きっと、顔は白くなってたかも。血の気が引いた状態だったんだと思う。でも、みんな合格してみると、ともに一山乗り越えた充実感みたいなものがあって、気持ちよかった。ベテランの舞台俳優も、ステージに立つ前はブルブル震えるほど緊張するという。だからこそ、本番は思いきって、自分の実力が存分に発揮できるし、実力以上の力も働いたりするんだと思う。「仕事」もそうなのだと思う。危険を伴うのだし・・緊張感は集中力とともに大事だ。人が見ていても、丁寧な作業をし、正確な判断をし、はっきりと合図を送る。それができるようになるための、講習でもあるような気がする。自身を持って、胸を張って歩くためにも・・・