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医者は普段何をしているのか、と聞かれることがある。特に外来で仕事をしているとそうだ。
外来で患者さんに再来してもらうとき、次の予約を入れるわけだがたいていは自分の診療日に予約を取る。しかし中にはその曜日の都合が悪くて来院できないといった場合も少なくない。特に若い人たちは仕事に追われているからかそういった傾向にある。 「じゃぁ、次は2週間後の金曜日に予約を取っておきますので来院お願いします」というと「すみません、水曜日じゃだめですか?」などと返されたりする。水曜日は検査に入っているんだから無理だっちゅーの、と多少のいらだちを感じつつ大人の対応で「う~ん、水曜日は検査をしている日なので僕の都合が悪いんです……」などとスマイルしながら返答する。このあたりで納得してくれると話は早いのだが追い打ちをかけるように「先生は普段何をしてるんですか?」とつっこみ出す患者さんはやっかいだ。病棟の患者さんの回診や、検査はもちろん救急当番であったり保健所に出張したりせねばならない日があったり、とにもかくにもその日にする仕事の内容はあらかじめ決まっているのだ。しかし外来オンリーでやってくる患者さんにはそのあたりがわからない。近所の開業医と同じ感覚で毎日外来に立っているものだと思っている方が結構多いのだ。 逆に、そのあたりをよく知っている患者さんに「CTは明日の水曜日になりますので、CTが終わってから外来に来てください」とというと「水曜日はお休みじゃないんですか?」と返されることもある。だから仕事だっちゅーの、ちゃんと院内にはいるんだから……と思いつつ「外来担当の日ではないんですけどね、この病院には毎日来てますのでちゃんと連絡していただければ外来に来ますよ」と返答しておく。こういった患者さんは僕がパートタイムで外来をしているものだと思っているらしい。 いずれにせよ患者さんと最も多くふれあう時間は外来だ。しかし外来の裏にはいろんな仕事が山積みでもある。内と外の顔をうまく使い分けることができるようになるまではまだまだ時間がかかりそうだ……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.11.11 14:38:49
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