カテゴリ:読書
知人に勧められて予約した本。 犯人の正体も最後までまったくわからなかったし、 結末にも驚かされ、読み応えのある作品だった。 ただ、犯人の動機が今ひとつピンとこなかったけど。 だけどこの作品の凄いところは ミステリーの姿をした社会派小説であるところ。 とてもデビュー2作目とは思えない。 読み終えたあと、恐くてよく眠れなかったのだけれど(子供みたい?w) それは 「なんとまぁタイミングがバッチリのバラバラ殺人が出てきて 頭の中で現実とリンクしちゃったよぉ。。ヽ(;´Д`)ノ」 ・・なんていう単純ななことも原因なのだけれど、 (怖いのが苦手なくせに怖い怖いと想像を膨らませすぎて恐さを増幅させるクセがある w) 単なる犯人探しの中に込められたテーマがとても重く、 自分に置き換えてさまざまな哀しさと恐怖を感じてしまったからだと思う。 重大犯罪の犯人が捕まっても、早ければ数年で社会復帰が出来る現在の日本。 もし、 大切な人をあやめられたら、私は自分を抑えることができるだろうか。 読み終わったあと知ったのだけれど、 デビュー作「天使のナイフ」も 少年犯罪をテーマに犯罪被害者の哀しみを描いたものらしい。 とても読んでみたいと思うけれど 続けて読むのはちとキツいので 気持ちが落ち着いたら手にとってみようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.23 20:05:28
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|
|