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2011年05月12日
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■なぜ、今 「どんぐり倶楽部」という Slow-Study なのか

●スローフード運動の核は「正しい味覚の育成」です。
 同様に教育では感味力養成が第一に来ます。感じること味わうことが出来なければ自力で判断できないからです。

 人間らしい判断は安定した情緒と正しい感情がベースとなって思考を働かせ判断を下すという流れが必要だからです。
 人間らしい判断を混乱させる情報が氾濫している中ではより一層強固な、ベースが必要です。

 感味力養成が急務なのです。

 その上で必要な教育の核は「正しい思考力の養成」です。
 正しい思考力は幼児期の確かな視覚イメージを必要とします。さらに、思考力はそのイメージの移動・変形・連想・比較というイメージ操作までを必要とします。これは視考力を育てないと出来ません。

 簡単お手軽な様々なファーストフードを食べていては正しい味覚を育てられないのと同様に、
簡単お手軽な「読み・書き・計算」では思考力は育てられないのです。
 また、幼児期の強い刺激が異常味覚を育てるのと同様に幼児期の無用な脳の活性化は異常脳を育てます。

●効果的な学習の原則は「Slow-in & Quick-out の原則」です。入力をゆっくりすると、出力は速くなるのです。「味わう教育」はまさに Slow-in のことです。幼児期は「味見」ではなく「味わう」ことが大事なのです。教育も同じです。Slow-Studyですね。
……………………………………………………………………………………………
●競技練習と教育~Fast food VS Slow food~
 競技練習と教育とは全く異なります。ところが、教育という名の下に、競技練習ばかりをさせている人達がいます。これでは教育は出来ません。教育は教育として、競技練習は競技練習として教えるべきです。入試は競技です。ですから、作戦と技が必要になります。しかし、それはキチンと作戦をたてて必要な技を身につけるように指導すれば、教育を侵害するものではありません。問題が発生するのは、競技のための作戦や技を教育と同一視する場合に起こります。商業的な教育機関では、この「競技練習と教育のすり替え」は意図的に行われており、保護者を混乱に陥れています。
 指導者は競技練習と教育を混同してはいけません。もちろん保護者も同様です。教育とは何かを一人一人が自分の言葉で理解し、自信を持って子供と接することが必要です。さらに、学校の先生であれば、小中に関係なく、教育と競技練習のどちらにも精通しておかなければいけません。そうでないと、子供がおかれている状況を正しく把握できないからです。これは時代の要請なのです。時代によって求められる先生像は異なるのです。教育も知らない、競技練習も知らないでは論外ですが、子供と接する立場である以上は、子供たちを取り巻く時代の要請や保護者の要請に対応できなければいけません。
 トラクターの目的は畑を耕すことにあります。タイヤの下は高速道路やサーキットではなく畑でなければいけません。一方、スポーツカーのタイヤの下が畑では、いかに優れた性能を持っている車でも速く走ることはできません。それどころか、畑にとっては迷惑であり、ひいては畑自体を使い物にならなくしてしまいます。もちろん、トラクターは考える学習、スポーツカーは反射式学習です。
 ご存知のように、よく耕された畑では豊かな作物を収穫できますが、スポーツカーで荒らされた畑では豊作の望みはありません。それなのに、子どもにスポーツカーを与えて畑を耕せと言っている人がたくさんいるのが今の教育界の現状です。スポーツカーを与えられた子どもは、仕方なくスポーツカーを使うために畑を固めて走りやすくするでしょう。ところが、その畑では何の作物も収穫できず、花一輪さえも咲かないのです。異変に気づいたときには、畑はカチカチに固まっていて、修復が難しい場合が多いのです。ただ、そんな場合でも畑自体は限りない回復力を持っていますから、諦めずに耕せば、少しずつですが畑は応えてくれます。スポーツカーを自力でトラクターに改造できる子供はいません。ですから大人は子供にスポーツカーを与えてはいけ
ないのです。
 2002年4月から導入された新しい学習指導要領では大幅な内容削減が行われていますが、文部科学省は同年一月に教科書を超えた発展的学習を奨励する「学びのすすめ」を発表しています。一方で、学力低下に直結する内容削減をし、一方では希望者のみに補習をする発展的学習を奨励しているのです。これは、見方によると、義務教育の中での学習環境の差別化です。「学びのすすめ」を受けて「土曜教室」「土曜スクール」「土曜補習」などを実施している学校もあります。既に学校間格差ができているということです。今後も学校間(校長や教頭の考え方)での学習環境の格差は拡大するでしょう。また、個人(家庭)としてみると、最大の問題は希望者のみが補習を受けている点にあります。学習内容の削減という差別を受けているのに「勉強が楽になってよかった」と思っているようでは自分の子供を守ることはできません。保護者は教育に関して確かな知識と目をもっていなければ子供を守ることはできない時代になっているのです。
 最後に保護者に対して日本の義務教育について話しておきます。忘れられがちですが、日本の義務教育の中に受験指導という発想は一切含まれていません。ですから、小中学校では受験指導は一切しなくていいのです。日本の義務教育は中学で終わりなのです。甘えてはいけません。高校進学を希望するのならば、自力で(各家庭で)対策を立てなければならないのです。学校の先生が受験指導をできなくても文句は言えないのです。ただし、受験指導をしてはいけないという制限もありません。保護者として受験指導を要請することは可能なのです。
 時代は刻一刻と変わっているのです。この変化を子供の教育に有効的に利用するためには保護者と教師の工夫が必要なのです。工夫次第で教育の場は劇的に変わるのです。

「私たちはスピードに束縛され、習性を狂わされ、家庭のプライバシーにまで侵入し、ファーストフードを食べることを強制されるファースト・ライフというウィルスに感染しています。そこで、ホモ・サピエンスは聡明さを取り戻し、我々を滅亡の危機へと追いやるスピードから、自らを解放せねばなりません」これは、パリのオペラ・コミックで発表された「スローフード宣言」の一部です。1989年にイタリアの片田舎ブラという町からはじまった「スローフード運動」が今世界の注目を浴びているのです。「ファースト・ライフというウィルスのワクチンはスローフード」とスローフード協会の会長、カルロ・ペトリーニ氏は言っています。

このウィルスは教育界にも害を及ぼしているようです。

ウィルスに対抗できる抗生物質は「スロースタディー」しかないことに気付いてください。

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最終更新日  2011年05月17日 11時38分35秒


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アンカラママ@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) どんぐり倶楽部を知ってから、5年余ですが…
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障害児と通常発達児の双子の母@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) ブログ、本当にありがとうございました!…
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