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テーマ:いい言葉(574)
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あけましておめでとうございます!
新年にあたって、私の好きな詩人「中原中也」の詩を書きます。 中原中也の詩は、すでに死後50年を経過しており、著作権フリーになっていますので、青空文庫などのテキストデータに登録されています。 まぁ正月に読むような詩ではないのですが、心に染み入る素晴らしい詩ですので、時間のあるときにでも読んでみるといいかもです。 では、今年もよろしくお願いします。 生ひ立ちの歌 中原中也 詩集・山羊の歌より I 幼年時 私の上に降る雪は 少年時 私の上に降る雪は 十七―十九 私の上に降る雪は 二十―二十二 私の上に降る雪は 二十三 私の上に降る雪は ひどい吹雪とみえました 二十四 私の上に降る雪は いとしめやかになりました…… II 私の上に降る雪は 花びらのやうに降つてきます 凍るみ空の 私の上に降る雪は いとなよびかになつかしく 手を差伸べて降りました 私の上に降る雪は 熱い額に落ちもくる 涙のやうでありました 私の上に降る雪に いとねんごろに感謝して、神様に 長生したいと祈りました 私の上に降る雪は いと貞潔でありました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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