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カテゴリ:医療・制度・法律
「農薬散布の書類を書いてください!」
「どちら様ですか?」 「今週土曜日に農薬の空中散布があるんです!」 「どちらにお住まいですか?」 「阻止しないと大変なことになるんです!」 「そういう書類は宮田教授か坂部教授でしょうね」 「どこの教授ですか?!」 「北里の化学物質過敏症外来です」 「あと4日しかないんです!!」 「一応日赤に聞いてみますね」 生後から重症アトピーで1年前に血液検査をして以来受診していない2才半の女の子。 IgE:10783、卵841.0、犬803.0、胡麻549.0、ミルク524.0、ダニ478.0、小麦413.0、大豆166.0、ジャガイモ70.7、ココナッツ54.3、トウモロコシ48.2、米40.2、カボチャ36.8、イネ科31.0、リンゴ26.0、トマト19.7、イワシ15.3、サツマイモ8.01、ニンジン5.97、カビ2.23、イカ2.19、サケ1.59、アサリ1.38、ホタテ1.37、エビ1.36、豚肉1.34。 突然外来に電話があり「農薬散布中止の書類を書いてほしい」とのことです。 どうやら山奥の村に移住して畑を開墾し、無添加無農薬自給自足の生活をしているようです。 農薬については全く知識がありませんでしたので、日赤の小児科外来に電話したら、もちろん断られました。 北里まで行きそうな勢いでした。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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