D5110よ、永遠に。
3月末も押し迫った某日、行橋市民会館(こちらも解体されました)横で長年展示されていたSLのD5110が解体され、運搬されようとする現場に息子と二人で立ち会うことができました。長い時間の洗礼を受けてボロボロになった車体は、3分割されて3台のトラックに括り付けられこれから新たな居場所へと旅立とうとしていました。なかなかお目にかかることのできない光景に鉄道ファンの息子は大喜び、そしてすっかり息子に影響を受けている私も、密かに興奮しながら去りゆくSLの雄姿をしばらく眺め、まぶたの奥に焼き付けました。D5110は10番目に製造された由緒のあるD51だと聞いております。今後は直方にある汽車倶楽部が修復、保存管理を担って下さるそうです。良かったね、デゴイチ!!私の幼き日の記憶にも残る機関車ですが、こうした思い出のモノを後世に伝えていく大変さを改めて感じる体験でした。宝飾屋の矜持、100年ジュエリーをもっと増やしたい、皆様と共に。