ホンダSはチェーン駆動が有名であり目玉のひとつ。
100年ほど前まではチェーン駆動が一般的。
Sのチェーンは本田宗一郎の発案。
「古くさい技術」なので中村良夫は猛反対した。
結局、後輪チェーン駆動が最大の売りになった。
現在の石油発動機を使って自動車を作ろうと思うと作れる。
もちろんメカに強く器用な方しかできない。
もし、クボタの3馬力ぐらいで自動車を作ろうとすると、
問題はミッション。
ベンツ最大の発明特許は遊星ギヤのミッション。
左がクボタ3馬力のフライホイールとすると、右が遊星ミッション。
現在のオートマにも使われているので使えるかも?(構造知らないので推測)
ベルトを使って外側のギヤを締め付け、前進・後退する。
遊星ギヤ同軸に動力が取り出せるので、後輪にチェーンを張ればOK。
ペダル位置は右からブレーキ、真ん中前進、このペダルを踏むと
ベルトを締め付け前進、左はバック、
なので遊星ギヤには2本のベルトがある。
スピード調整は進角とキャブ、これは手動になる。
この当時(1900年ごろ、T型フォードなど)は遊星で減速してから直結、
なのでミッションは2速。
この時代に変速数を増やしレースをしようと思うと、
後輪はチェーンだらけになる。 ホンダS600も真っ青・・
詳しくは5月23日のFTPで見れます、専門家の解説予定。
発動機マニアさんも必見。