カテゴリ:自然・生物
先日、セイヨウミツバチは作物の受粉に広く利用されているものの、
外来種としては、問題となっていないといった話をしましたが、 一方で、セイヨウミツバチが不足している現状があります。 考えられている原因をピックアップしてみましょう。 ・天候不順 ここ数年夏場の長雨や高温が続き繁殖を抑制 ・寄生ダニ(ミツバチヘギイタダニ)による被害 ダニの発生抑制に使用されていた薬に耐性を持つダニが発生 ・農薬による被害 稲作のカメムシ防除用のネオニコチノイド系農薬が近年急速に普及 ・その他 日本では、オーストラリアからの女王バチの輸入が停止 ハウス内での利用によるストレス こうした現象が複合的に関わっていると推測されています。 また一方で、農家がミツバチを購入し、授粉作業が終わると、 ミツバチやその死骸から病気が広がらないように焼却処分を行う…… 最近はミツバチの使い捨てが行われている現状があります。 今後の動向に注目して行きましょう。 <参考資料> ・特集 ミツバチが消えた 徹底解明 ミツバチ不足はなぜ起きた ・ミツバチ不足が食の危機を露呈 外来ハチに頼る「国産」の皮肉 (日経エコロジー 2009.08) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ミツバチが花の蜜を吸っているのを見ると可愛らしさを感じます、来月、岡山の山田養蜂場を見学に行きますが・・見学の3日前から体温を測り37度以上の人は遠慮下さいと通知がありました、どんな菌を持ち込むか判りませんからね・・
インフルの脅威が人間だけではなく、自然界全体で 起きているのですね、カエルも少なくなってきている 感じです・・温暖化と伴に地上の生物の終末に向かっているのかも・・。 (August 3, 2009 08:59:17 AM)
へ~ 見学にそんな制限があるんですね。
そして、もうした問題が発生すると、 人がいかにミツバチに依存しているかがわかりますね。 問題が解決することに期待しましょう。 (August 4, 2009 06:52:46 AM) |
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