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カテゴリ:テレビ
日本のテレビ放送は、三大都市圏以外はひとつの道府県を「ひとつの放送エリア」とするが原則です。
但しこれには例外もありまして、北海道は厳密に7エリア(札幌・旭川・函館・室蘭・帯広・釧路・北見),福岡県は2エリア(福岡・北九州)と分かれています。いずれもNHKの放送局の区分けに基づきます。 民放の場合は、経営的観点からと鳥取・島根両県と岡山・香川両県で電波の相互乗り入れを行い、エリアの統合を図っています。 ですがそれでも、すべての都道府県において民放4系列(NNN・ANN・JNN・FNN)の番組があまねく視聴できるわけではありません。 その問題の解消まではいかなくとも、改善を目指す方法として、規制緩和で「部分的な電波の相互乗り入れ」をすべきだと私は思うのです。 そこで、このモデルケースとして、「秋田テレビと青森テレビの相互乗り入れ」が思いつきました。 秋田・青森両県は民放のテレビ放送のチャンネルが3つしかありません。 秋田県/秋田放送(NNN)・秋田朝日放送(ANN)・秋田テレビ(FNN) 青森県/青森放送(NNN)・青森朝日放送(ANN)・青森テレビ(JNN) 日本テレビとテレビ朝日の系列局は両県そろっていますが、TBS系列とフジテレビ系列が片肺です。その、「片肺状態」の解消のため、秋田テレビの電波を青森県で、青森テレビの電波を秋田県で相互に流すというもの。 送信所は両局の設備を交互に使います。新局をそれぞれに開局させるよりも、コストを大きく抑えることが出来るはずです。 秋田県も青森県も、両局の略称も「A」で始まりますし、秋田地区のテレビ欄で青森テレビを「ATV秋田」,青森地区のテレビ欄で秋田テレビを「AKT青森」と表記させれば問題はありません。 文化格差の是正と、効率的な放送局運営ならびにエリア拡大のためにも、やってみる価値はあるように思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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