■ぽん太の映画にっき■

★★★★☆

迂闊にも泣きました。しかも、号泣

　身分違いの恋にピュアで若い二人が純粋に身を焦がす、いわゆるボーイ・ミーツ・ガールものだろうとタカをくくって見始めて、見ながらも「やっぱりそんなとこだよな」と思いつつも、見終わったらかつてないほどに泣きじゃくってるおじさん（→私）がいました。これは一体どうしたことでしょう。
　そのポイントは、かつての若者の恋物語のラインと、実際に現代に生きている老いた男女の線とが上手にリンクされていたからかもしれませんが、まぁ、そんな解説はともかく見て感じるのが一番いいかもしれません。ストーリーに複雑さやひっかけは特になし。ある意味どこにでもいる若い二人が命がけで恋をした、その歴史を長いスパンでふかんして眺めた時に、今まで感じた事がない感情が沸き起こって我々は自然に涙が流れてくるのですねぇ。

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