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テーマ:映画館で観た映画(8357)
カテゴリ:映画
『トゥモロー・ワールド』公式サイト
原題;CHILDREN OF MEN 制作データ;2006英=米/東宝東和 ジャンル;アクション 上映時間;109分 監督;アルフォンソ・キュアロン 出演;クライヴ・オーウェン/ジュリアン・ムーア/マイケル・ケイン 劇場:11/30(金)TOHOシネマズ川崎 ◆STORY◆ 2027年。人類にはすでに18年間も子供が誕生していない。ある日、最年少18才の少年が死んだ。悲しみに包まれる世界を尻目に、国家的事業に従事するセオは身ごもっている少女に出会う。ヒューマン・プロジェクトの一環のトゥモロー号にのせて国を脱出できるか!? ********************************** いやね。とても評判がよろしくないのでこういう題材が好きな私も"観まい"と思っていました。。 しかし、11月までのチケットがあり、他に観るのもなかったのでしょうがなくレイトで観賞。 客は4人(*_*;)。。。 ≪評価の低い大きな原因≫ 1.18年前から世界的に妊娠できなくなり、赤ちゃんがうまれなくなる しかし、原因不明のまま映画は始まり終わる。 「インフルエンザ?細菌?」なんて自分たちがわからないものを見てる側に「勝手に解釈ヨロシク」と投げているところが鑑賞者的にはなんとも納得のいかない、不完全燃焼状態のまま 『イーオンフラックス」』でさえ、細菌によって人類は滅亡に近づき、クローン社会になる。 という骨太があったのに、この映画にはそういうものがない。ただ単に、世界的に崩壊している。英国に移民が流れ着き強制送還される。そういう排他要素はつまっているが、芯の部分が見えないので全体的にウソっぽくも感じるのだ あとついでに言わせて貰うと 2.通行証を依頼された時「金じゃない!」と言ってたセオ。いくら別れた妻といえども、 自分に対してああいう方法で拉致した相手にすぐ動く。やっぱり金じゃんか。ジュリアンも 「結局、金でしょ」って言ってたし。全体的に主人公かっこよくないね 3.20年ぶりに離婚した夫婦が、車内ではしゃぎながら卵の口移しゲームなどかなり微妙(+_+) 唯一救いようがあるのが、俳優陣。クライヴも、生活に疲れた感じが良く出ていたし、役名も同じジュリアンもテロのリーダーという雰囲気をだしていた。 マイケル演じる、セオの良き友人ジャスパー。森の中にひっそりと暮らしている。 そこに、妊婦と助産婦を連れて逃げてくるセオ。ここで驚いたのが、追っ手にジャスパーが殺された後、助産婦に「お前たちが悪いんだ!」との台詞。 原因は確かに相手側になるが、追っ手が来るという危険を承知でそこに連れて言ったのは他でもないセオなのだから。これこそ、責任転換ではないのだろうか。普通は「残念だが、彼の死を無駄にしないためにも前に進もう」とか言うのが主人公ではないのか ********************************** <総評>★・・・・ 最後、8分間の戦闘での長回しシーンがある。セオの目からみた緊迫感を鑑賞者に味わってもらおうということで、ここが監督の見どころらしい。確かに、きっていないためカメラのレンズに血のりがつこうが拭いていられない。レンズの血のり越しにみていると、ドキュメントかとも思ってしますう。思わず、この映画は戦争映画なのか?とも疑ってしまう。 結局のところ、少子化問題と平和を訴えたいのかもしれないが全くもって中途半端な作品だ。 トゥモロー号にのって、結局どこ行くの?それで、世の中どうなるの?根本的なものが見えない。 私的には、『ゴッド・ディーバ」』に続く"近未来がっかり作品”に位置付けされた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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