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2006年09月26日
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Man Ray & KiKi



モンパルナスの女王 キキ(1901.10.2 - 1953.3.23)
 

1920年代、フランスのパリのモンパルナス大通りとラスパイユ大通りが交差するあたりに、後に「エコール・ド・パリ(パリ派)と呼ばれる、若い芸術家たちが、集まっていた。セーヌ左岸のモンパルナスは、エコールド・パリの舞台となったばかりではない、ダダイストやシュルレアリスト、ロシアバレー団につられてやってきたロシア・アヴァンギャルドの末裔たちも集い一種の国際的な文化コロニーという雰囲気。映画、ラジオなどのメディア、自動車、飛行機などの乗物、電気、水道による快適な近代生活、モダン・アートなど、現代都市のライフ・スタイルのほとんどは、この頃成立している。ルイ14世の時代からパリに住む芸術家たちを奨励するのはフランスの国家的な文化政策だった。政府はモンパルナスを特別に扱った。
自由と活気を求め、世界中から集まってきた若き芸術家達。モディリアーニ、パスキン、スーチン、フジタ、個性溢れるパリの異邦人達。その誰もが貧しかった時代。エコール・ド・パリの画家たちは、モンパルナスのカフェに集っては夜毎酒を飲み、芸術論を交わし、自らの絵画を模索していた。因みに「エコール・ド・パリ=パリ派」は同じ理念や様式、明確な系譜を持つ訳ではなく、イタリア、ロシヤ、日本、ポーランド等々から芸術の都パリに憧れ、異国から集まってきた芸術家達を指す言葉でもあります。



帽子をかぶったキキ(モデル:キキ 写真:マン・レイ)



ブルゴーニュ生まれの私生児、「キキ」ことアリス・プラン。キキという名はギリシア語で、アリスの愛称、これはのちに知り合うミジンスキ-というロシア人画家がつけた。12歳でパリに出た彼女はやがてキスリングのモデルとなり、一夜にしてパリのセックス・シンボルとなる。



キスリング「赤いセーターと青いスカーフの若い女性」(1931)



 1910年代には、観光化されすぎたモンマルトルから、新興地区のモンパルナスに芸術家たちが集まってきた。1920年代になると「失われた世代」(ロスト・ジェネレ-ション)と呼ばれたアメリカ人たちが押し寄せてきた。
モンパルナスの芸術家たちが住んだ集合住宅、ラ・ルーシュ。モンパルナスには全世界から芸術家がやってきた。パリのアメリカ人の人数は、1921年から1924年の間に6千人から3万人に増加した。他にもロシア、ヨーロッパ各地、カナダ、メキシコ、チリ、そして日本のような遠い地からも集まっている。パブロ・ピカソ、オシップ・ザッキン、マルク・シャガール、モイーズ・キスリング、ニナ・ハムネット、フェルナン・レジェ、シャイム・スーティン、アメデオ・モディリアーニ、マルセル・デュシャン、コンスタンティン・ブランクーシ、マヌエル・オルティス・デ・ザラテ、アンリ=ピエール・ロシェ、マリー・ヴァシリエフ、マックス・ジャコブ、ディエゴ・リベラ、アルベルト・ジャコメッティ、ヘンリー・ミラー、ジャン=ポール・サルトル、サルバドール・ダリ、サミュエル・ベケット、ジョアン・ミロ、アンドレ・ブルトン、藤田嗣治、ギヨーム・アポリネール、ジュール・パスキンらがモンパルナスに集まっている。エドガー・ドガも晩年はモンパルナスに住んだ。ドル高フラン安の経済的な理由に加えて、禁酒法、自由な恋愛が彼らを引きつけた。キキの「ブロマイドは三十万枚売れ」て、1929年5月に「モンパルナスのカフェーで行われた芸術家たちによる美人投票で「女王」に選ばれ」たのだそうである。そんななかで、キキはマン・レイが自ら内装を手掛けたナイトクラブを開店。キキはそこで歌い踊った。店は類を見ない盛況ぶり。「キキ・ド・モンパルナス」と呼ばれ、まさにミューズとなり「モンパルナスの女王」と呼ばれるようになる。



キスリング「キキの半身像」(1927)



数々の男性遍歴、麻薬中毒…。フジタ、ピカソらエコール・ド・パリの画家たちは競ってキキを描き、愛人マン・レイ、ブラッサイは、その独特の美を写真に写し、ツァラ、デュシャンらシュルレアリストたちは、彼女の奔放さを愛しつづけた。キキは、マン・レイの愛人となったが、彼にリ-・ミラ-という新しい恋人が現れた。1923年9月、キキはマン・レイへの嫉妬から恋人を二人作った。そのうちのマイクというアメリカ人の新聞記者が彼女を説得してニュ-ヨ-クに連れて行った。キキはモンルナスから遠ざかりたいという気持で、パリからニュ-ヨ-クまで航海をしたが、すぐに男は彼女を捨てた。ニュ-ヨ-クにいたのは3カ月間だけだった。マン・レイはキキにパリに戻るお金を送った。マン・レイは彼女たちのポ-トレ-トを数多く撮影し、その一連の写真によって、マン・レイは写真を芸術にまで高めたといわれる。「モンパルナスの女王」と謳われ、栄光の道を歩みながらも、キャバレーで歌い踊る、無邪気な少女でありつづけたキキ―。



寝室の裸婦キキ(1922)レオナール・フジタ 



「彼女は華奢な小さな指を赤い口に当て、誇らしげにお尻を振りながら、全くこっそりと、はにかんで入って来た。コ-トを脱ぐと、彼女は真裸だった」

 

ジャック・カトラン監督の映画「怪物たちのギャラリー」(1924)に出演のキキ 

  

派手な衣装に身を包み、カフェを渡り歩いた女王の顔。少しさみしげな、これもキキ。しかし変わらないものがありました。彼女は強烈なインパクトの持ち主でした。誰からも愛され、自由に生きた女性です。キキのエネルギッシュな個性は画家たちの心を揺さぶり、創造の力を引き出していました。

  

私生児、数々の男性遍歴、麻薬中毒…。マン・レイ、キスリング、フジタらを魅了した、陽気でメランコリーでピュアな1920年代のセックス・シンボル、キキにも最期の時がきた。1953年3月23日、内蔵を病んでいたキキは吐血し、その血の中に倒れ込み、内出血のためレネック病院で亡くなりました。モンパルナスのすべてのカフェがキキに花輪を贈った。キキがポ-ズをとった高名な画家のなかでフジタとドマンゲだけが、ティエスの墓地まで柩とともに歩いた。生きる喜びを体で表現したキキは、エコール・ド・パリの芸術家の一人として52歳で亡くなるまで生涯モンパルナスに生き、歌い、踊り、恋をしました。



パブロ・ガルガーリョ作「キキの肖像」(1928)

その他にも作家ヘミングウェーがキキの回想記に序文を寄せ、キキの死3ヶ月後にパリを訪れ報道陣をまいて懐かしいモンパルナスに現れ、一人静かにドライ・マティーニを飲みながらキキを偲んだと云います。





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最終更新日  2006年09月28日 06時54分37秒
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