法人の確定申告
8月末が法人の確定申告期限なので、今年も弥生会計と楽々法人税を使って下書きの申告書を作成し、e-taxとeLTAXで申告、納付しました。2社は新設法人で、今年が初めての確定申告。都民税、市民税の均等割額は、会社を作ってから11ヶ月28日なので、11ヶ月としなきゃいけなかったのですが、12ヶ月で計算して納付してしまいました。11ヶ月に計算し直した申告書を出し直すと面倒なことになりそうだったので、還付先口座だけ追記して、eLTAXで再送信しました。紙の申告書だと、取り下げの手続きが必要になるのですが、e-taxやeLTAXは、あとから送信した申告書だけが審査対象になるので便利ですね。もう1社は、確定申告で中間で予定納税した分が還付となりました。ここで問題が発生。楽々法人税で作った別表四や別表五(一)、別表五(二)をe-taxに入力すると、マイナスが入力できないところがあってうまく行きません。どうも楽々法人税の別表は、最終的な計算は合っているのですが、本来は還付される法人税額割と納付する均等額割を別々に記載しなきゃいけないところを、いきなり還付から納付を引いた額を記載しているので、e-taxでははじかれてしまいます。e-taxでは、関連する別表の計算が間違っていると、状態が「作成完了」にはなりません。エラーを無視して保存することはできますが、状態は「作成完了(手計算あり)」となります。「作成完了(手計算あり)」となっても、関連する別表の計算が合うようになれば、再び保存した際に「作成完了」となります。1日悩みましたが、なんとか修正してe-taxで申告書が送信できました。法人税、消費税、都税はe-taxやeLTAXからネットバンキングで納付できたのですが、うちの市はネットバンキングでの納付に対応していないので、郵便局から納付します。弥生会計のデータをインポートして、申告書を作成してくれるソフトは「楽々法人税」「税理士いらず」「全力法人税」などがあります。「楽々法人税」は、ところどころ誤字があったり、勘定科目内訳の印刷でエラーがでたり、還付金があってe-taxで申告する場合は、手作業で別表を修正する必要があるなど色々問題があります。「税理士いらず」は、税込み経理しかサポートしていません。うちは税抜き経理なので試していません。「全力法人税」は、クラウド型のソフトで弥生会計のデータをインポートした上で、更に勘定科目内訳や固定資産を手入力する必要があります。どのソフトもe-taxのデータをエクスポートすることはできませんが、ソフトで作成した申告書を見ながらe-taxで手入力するなら、初期設定が少ない「楽々法人税」がオススメです。