1383782 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

胚培養士のひとりごと

胚培養士のひとりごと

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space

Calendar

Category

Archives

2024.05
2024.04
2024.03

Profile

葵3704

葵3704

2011.10.07
XML
カテゴリ:お仕事
明日でこちらのブログを開設してから200日になります。
色々な方が私のブログを読んで下さっているので
大変嬉しく感じています。
これからも、よろしくお願い致します目



さて。
今日は夏休み期間中(前後も含めて)にお休みしていた
科の中での勉強会が再スタートしました。

不妊治療について、1から一つ一つ勉強していく会です。


今日は男性不妊の中から・・・
特に男性機能について。
いわゆる「精子を射出する」ということが難しい男性についてです。


この楽天ブログだと、専門用語を書いていても引っ掛かってしまうんですよね・・・。
少々読みづらい(まわりくどい言い方になる)かもしれませんが、
最後までお付き合い下さいm(_._)m



 男性の「性交障害」とは、タイミングを取ることができない状態、
 そのチャンスがあっても、4回に3回(75%)は失敗するケースを指すのだそうです。


 特に統計によると、日本人は非常に多い。
 調査上では30代から70代の男性の約40%が性交障害があるのだそうです。

 ブラジルだと15%、イタリアだと21%、マレーシアだと16%・・・という結果からみると
 日本はずば抜けて高いのだそう。

 これには、日本の人口が高年齢化しているところも背景にあるようですが、
 やはり、ストレスを多く抱えている日本人、というのが伺えるのだそう。


 ・・・もちろん、心因的なものだけではありません。
 たとえば、糖尿病を抱えている人は特にチャンスを生かせない人が多いらしく、
 その他、いわゆる「生活習慣病」の人も多いのだそう。

 
 また、お薬によってチャンスを生かせない人も多いです。
 男性の普段飲まれている薬を一時的に止めることによって、
 検査の結果が著しく向上することもあります。
 
 実際に、ある病気を抱えている患者様が、
 医師の許可を得て、お薬を休んでいただいたところ、
 顕微授精でしか対応できない様な精子の結果から、
 人工授精でも十分対応できる検査結果にまで良くなった経験があります。

 ただ、簡単に薬をやめられるものでもないので、
 もし常にお薬を飲まれている男性であれば、担当の医師と相談して
 その薬が精子に影響があるかないか伺った上で休薬するのも手なのだと思います。
 もちろん、独断でお薬を止めるのは大変危険ですから止めましょう!


 いずれにしても。
 生活習慣病はあらゆる問題を抱えているのですね・・・
 うーーーむ。



 それでも。
 男性がチャンスを生かせない一番の理由は、「心因的」なものだそうです。
 
 たとえば「今日は排卵日だから、タイミングを取る!」と
 奥さまから言われたとたん、タイミングが取れなくなる。
 排卵の時だけ、プレッシャーで「出来なくなる」患者様もいらっしゃいます。



今日はこの発表を男性の産婦人科医が発表していたのですが。。。
やはり難しい問題だ、という事を話していました。

実際に、不妊治療中でタイミングを取るということは最初のステップですが
「今日」とか「今」とかって、簡単にできるものではないですものね。


パートナーの事をお互いに思いやって、
タイミングをタイミングとして意識せずにする、
これはとても難しいですけれど、
女性側も男性のパートナーに
最大限の気遣いを発揮しなければならないところではないでしょうか。


女性も男性も、時として「がんばりすぎない」努力が必要なんですね。


それでは、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
よろしくお願い致しますウィンク

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
にほんブログ村 マタニティーブログ 不妊治療情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 資格ブログ 医療・福祉系資格へ
にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.10.07 17:49:42
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.