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テーマ:猫のいる生活(138971)
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昨日、2月25日(木)17時26分、15歳10カ月になる猫のみどりはこの世を去った。
口内炎の痛みも体の不調も脱ぎ捨てて、新しいステージに迎え入れられたことだろう。 「みどりちゃん、もう苦しくないよね」と汚れた口元を拭きながら言った。 病院の管につながれることなく、死ぬ日の午前中までふらつきながらも敷地内を歩いたことは、みどりにとって幸せだったろうか。 みどりの口にそっと死者のためのレメディーを含ませた。 みどりの左目には涙が浮かんでいた。 口内炎で苦しかったのを相殺するかのように、みどりは静かに逝った。 そして、今頃みどりが脱いだ三毛色の一張羅が煙になって立ち上っているはずだ。 春一番に続く雨、煙は雨粒をよけながら上っていったのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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