「ロス・タイム:ライフ」第2話
【予約】 ロス:タイム:ライフ
新米刑事、都並浩太(小山慶一郎)は刑事としての初勤務日に、大張り切り。
しょっぱなからぬっくん(温水洋一)が女性の服・カツラ泥棒に
なっていて驚いたー
ところが泥棒・空き巣・引ったくりを取り扱う第3課に配属されガッカリ。
刑事ドラマで見たような取調べに憧れていたのに、
引退間近の渋いベテラン刑事、五味慎三(平泉 成)の指示で
盗難の証拠品が詰まった段ボール箱を片付けるばかり・・・。
不満を漏らす都並に、五味は言う。
「つかまえたらそれで終わりか。つかまえた後には裁かにゃならん。裁くためには証拠がいる。重要な仕事じゃないか。「辛抱強く追いかけた犬だけがエサにありつける」!」
五味と捜査に出かけた都並だが、五味は喫茶店であんみつを美味しそうに食べるだけ。
だがその時五味は突然通りに飛び出し走り出した。
男を追いかけながら都並に「拳銃を持ってるか?行けー!」とどなる五味。
その男を追い詰めたと思ったら、その場で発砲されてしまった都並。
そしてそこへ例のユニフォームの男達が飛び出てきた。
彼のロス・タイムは3時間21分!
都並はロスタイムの間に、事件を調べることに。
「誰かが言った。
辛抱強く追いかけたものだけが、エサにありつける」
発砲した男は、16年前に起きた信用金庫強盗事件の犯人で
その事件で五味の娘(信用金庫に出社3日目の)が
殺されたのだった。
その後犯人は逃亡、時効が成立して1年経っていた。
五味の私物のファイルを調べ、それから五味の奥さんを訪ねて
真実を知る都並。五味は時効成立後も、一人で捜査を続けていた。
でも事件はもう時効。どうしようもない。
都並はやけくそになって放棄しようとするが、そこでイエローカードが。
そのとき、母から電話がかかってくる。
ドラマで新人刑事が殉職するシーンを見て心配になったという。母との他愛のない会話で、やる気を取り戻す都並。
「かあちゃん、ありがとう。元気、でな」
「お母ちゃん、また電話するけんね」という母の声を聞きながら、電話を切る都並。
またうるうるしてしまうではないですか・・・
そこで、都並は五味の持っていた忘れ物の封筒の中に
犯人の偽造パスポートを発見する。
「被疑者が海外逃亡した場合、時効は延長される!」
警察学校時代の友人、立川から防弾チョッキを借り、現場へ戻る。
そこで、自分の次に五味が銃弾で狙われていることを知った都並は
五味に自分の着ていた防弾チョッキを着せる。
「五味さんは、辛抱強く追いかけた犬だ。エサにありつけないと・・・・」
都並のロスタイムは終わり、彼は自分の死を受け入れた。
1年6ヵ月後、犯人が死刑判決が下ったこと、殉職した都並の冥福を祈る新聞記事を静かに読む五味と妻の姿があった。
一回目が感動的にまとまっていたので、二回目はどうかな?
うまくまとまるのかな?なんていう気持ちもありながら見たのですが
これも上手く出来ていたかなと。面白い小ネタでクスクス笑わせておいて最後に泣かせるんですもん。
考えてみれば気の毒な話です。
26歳で、新米刑事3日目にして、殉職。
それでも自分より、定年間近の先輩の命を救った都並くんのロス・タイムの使い方
慶一郎くんと平泉さんのコンビも、いい感じでしたね。あ、それから、ヤ○○みたいな刑事の先輩も