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2009年05月21日
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カテゴリ:ひとりごと♪

今、「手紙」(親愛なる子供たちへ)という歌が注目を集めていますね。
老いていく親たちの思いがつづられた、思わず涙が出る素晴らしい歌詞です。

今日は、別の「手紙」をご紹介しようと思います。
これは、主婦の友社 若林一美著 「穏やかに死ぬということ」という本から引用させていただいております。

 

 

(この文章は、私が受けた講義で先生がご紹介して下さったものです)


イギリスの老人ホームで、ある女性の死後、一通の手紙が見つかりました。


○○さん、
あなたはいったい何を見ているの?
あなたが私を見るとき、あなたは頭を働かせているかしら…。

気むずかしい年老いたおばあさん、
それほど賢くなく、とりえがあるわけでもない。
老眼で、食べるものをぽたぽた落とし、
あなたが大声で「もっときれいに食べなさい」と言っても、そのようにできないし、
あなたのすることにも気づかずに、靴や靴下をなくしてしまうのは、いつものこと。
食事も入浴も、私が好きか嫌いかは関係なく、
あなたの意のままに、長い一日を過ごしている。


あなたはそんなふうに、私のことを考えているのではないですか。
私をそんなふうに、見ているのではないですか。
そうだとしたら、あなたは私を見てはいないのです。


もっとよく目を開いて、○○さん。
ここにだまってすわり、あなたの言いつけどおりに、
あなたの意のままに食べている私がだれか、教えてあげましょう。


10歳の時、両親や兄弟姉妹に愛情をいっぱいに注がれながら暮らしている少女です。
16歳、愛する人とめぐりあえることを夢見ています。
20歳になって花嫁となり、私の心は踊っています。
結婚式での永遠の誓いも覚えています。
25歳、安らぎと楽しい家庭を必要とする赤ちゃんが、生まれました。
30歳、子どもたちは日々成長していきますが、しっかりとした絆で結ばれています。
40歳、子どもたちは大きくなり、巣立っていきます。
しかし、夫がかたわらにいて見守っていてくれているので、悲しくはありません。
50歳、小さな赤ん坊たちが、私のひざの上で遊んでいます。
夫と私は、子どもたちと過ごした楽しかった日々を味わっています。
そして、夫の死、希望のない日々が続きます。

将来のことを考えると、恐ろしさでふるえ、おののきます。
私の子供たちは、自分たちのことで忙しく、
私はたったひとりで、過ぎ去った日々の楽しかった思い出や、
愛に包まれていたときのことを、思い起こしています。
私はもう年をとりました。


自然は過酷です…。
老いた者は役立たずと、あざ笑い、からかっているようです。
体はぼろぼろになり、栄光も気力もなく、
以前のあたたかい心は、まるで石のようになってしまいました。


でもね、○○さん、
この老いたしかばねの奥にも、まだ小さな少女がすんでいるのです。
そして、このうちひしがれた私の心もときめくことがあるのです。
楽しかったこと、悲しかったことを思い起こし…
愛することのできる人生を、生きているのです。


人生はほんとうに短い、ほんとうに早く過ぎ去ります。
そして今、私は永遠に続くものはない、というありのままの真実を、受け入れています。


ですから、○○さん、
もっとよく目を開いて、私のことをよく見てください。
気むずかしい年老いたおばあさんではなく、もっとよく心を寄せて…
この私の心を見てください。


ねえ、○○さん。














この○○さんというのは、老夫人担当の看護師さんだったそうです。
でも、きっと特定の人だけでなく、思い当たる人はたくさんいた、いえ現在この瞬間にもたくさんいるのではないでしょうか。自分だってそういうところはあるかもしれません。


どんな人同士も尊敬しあい、相手の尊厳を傷つけず、大切にして触れ合うことの大切さと難しさ。


辛い手紙ですが、時々読んで心に言い聞かせたいと思います。
いろいろなことを、ね花






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Last updated  2009年05月21日 21時59分36秒
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