カテゴリ:70年代男性ソロ
all titles composed by John Renbourn
「ジョン・レンボーンのギター」か。 うん、アルバム名に惹かれて買っちゃう人も多いかもね。 英国フォーク界では大御所ギタリストのうちの1人に数えられてるし。 ところがどっこい。 最初に登場したのは森の奥から聴こえてきそうなフルート! エコーまで効かせていて…なんだなんだいったいどういうことなんだ! なんて怒るわけがないじゃないですか。温厚なこの私が。 2からはギターが現れて、ようやく主役登場だなと思ってたらここでもフルート。 こんなアルバム名だから全編ギターのみと思っている皆さん、ご注意を。 ただね、たぶん吹いてるのはトニー・ロバーツだと思うけど、このフルートが絶品なのよ。 雑菌がまったく入り込んでなくて清楚。 ジョン・レンボーンのギターも気品があって、まさに令嬢(いや令息か?)音楽ですよ! 生だけじゃなく電気ギターも弾いてますね。 5での甘美なトーン、なんかセクシーです。 …この人にセクシーって言葉はあまり似合わないな。 本作の主役はレンボーン本人じゃなくロバーツかもしれんなあ。 吹いている時間が長いということがまずはあるんだけど(10と11ではリコーダーを多重録音してます。ベリーグーです)、ギターもフルートを盛り立てるような感触。 前々から我は強くない人だとは思っていたけれど、こういうタイトルにしといてこの内容かい。 アンタどこまで裏方キャラなんだ。 ラストで出てくる木管はクラリネットかな? 吹いてるの誰でしょ。 ロバーツかしらね。 ここでもギターは完全に脇役、笛がプリマです。 これが録音された77年といえば、レンボーン、ロバーツ、ペンタングルの同僚ジャッキー・マクシー、インド人のケシャヴ・サテ、アメリカ人フィドラーでレンボーンのソロにも客演経験があるスー・ドラハイムによる第1次ジョン・レンボーン・グループのアルバムが発表された頃。 全体に流れる古楽風味はJRGに通じるものがあります。 8は“メイド・オン・ザ・ショア”だね。 オーバーダブされているであろうフルートと、これまたオーバーダブ疑惑のジャッキー(たぶん、というか絶対)によるスキャットが滅茶苦茶美しい! これだけでも買う価値あるって思ってしまったほどです。 ジャッキーのスキャットは次の9でも登場していて、どっちが先に録音されたのかは知らんがこれはJRGの前哨戦みたいなアルバムなのかしら?なんて思ったりね。 耳をすませてよーく聴くと最後のほうにはタブラっぽい音も登場していることだし。 JRGが好きな人なら本作も間違いなく気に入るだろうし、逆もまた然りです。 公式サイト <今日の私> 母に自分の年齢を言ったところ。 丸い目をさらに丸くして本気モードで驚いてた。 しかも3回確認しなおされたよ・・・ 「えーっそうだったの!?26さいぐらいだとおもってた」 ・・・おかーさん。娘の年齢くらいちゃんと把握しといてください。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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