カテゴリ:70年代女性ソロ
all songs Juliet Lawson
そしてまた非メジャーを出してみたり。 ジュリエット・ローソンの「ブー」、1972年の品でございます。 チンパン・ジャケとアルバム名でちょっとばかしびびってしまいましたが(「ブー」は小さい頃のあだ名だそうな)、勇気を出して聴いてみたら実に良心的なSSW作品ではないですか。 ジョニ・ミッチェルやキャロル・キングに影響を受けたというジュリエットは大きな瞳がチャーミングな22歳。 気が強そうなルックスの彼女(実際には内気な性格だとか)、期待通り歌声はわりと太めで音域も高くはない。 ピアノやアコギをバックに歌っていることが多く、沁み入るような“じっくり聴かせる”ナンバーも多数収録されているんだけど、歌声が歌声だからか繊細という感じはそれほど強くないんだよね。 大雑把とかがさつというのでは決してなくて、無駄に女っぽさを出していないというか、少女時代は男の子を相手に掴み合いの喧嘩をしょっちゅうやらかしていました的な雰囲気なの。 元トゥリーズの2人がベース&鍵盤とプロデュースで協力している事実には目を見張りましたが、それよりさらに驚いたのがウッデン・ホースにちょこっと在籍していたこと。 スーザン・トレイナーと声のタイプ全然違うじゃん! 結局はアルバムを世に出す前に辞めてしまったらしいけど、ジュリエットが歌うウッデン・ホースも聴いてみたいな。誰かの家の物置に秘蔵テープが残ってやしないかしら? 2作目も制作したもののリリースはされず、極東に住む我々が聴くことができるのは結局これ1枚だけ。 …と思いきや95年に新作発表、公式サイトも存在してる。 http://www.julietlawson.co.uk/ トップの写真がすごくかっこいいよね。まるで夏木マリのようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/02/08 11:47:57 PM
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