テーマ:社交ダンス(8398)
カテゴリ:アートのはなし
<嵯峨嵐山文華館>
大津から電車を乗り継いで嵐山にやってまいりました。 次なる目的地は嵯峨嵐山文華館。 百人一首をテーマとした展示館です。 2月23日に『第1回ちはやふる小倉山杯』なるかるた会が開催されるとのこと。 アニメ『ちはやふる3』の中で、主人公たちが修学旅行でここを訪れていました。 去年となりに開館したばかりの福田美術館とセット券がお得です。 アニメからの受け売りですが、『しのぶれど』は村上天皇が開いた和歌の競技会みたいなもので読まれた歌だそうです。 お題は『しのぶ恋』。 しのぶれど色に出でにけりわが恋(こひ)は ものや思ふと人の問ふまで 決勝に勝ち残ったのはこの歌と壬生忠見(みぶのただみ)の「恋すてふ」の歌。 恋すてふ(ちょう)わが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか どちらも素晴らしい歌だったので優劣つけ難かったところ、天皇が『しのぶれど』と小さく呟いたのでこっちが優勝ということになったとのこと。 平安時代の絶世の美女、世界三大美人の一人とも言われる小野小町です。 花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに 今とちょっと美女のタイプが違ってポッチャリ系が美しいと言われてたのかも。 私だって、世が世なら...。 上の写真の中央が大将がかるたくじで引いたお坊さん。 一段高いところに乗ってる方は位の高い人なんでしょうか。 私がかるたくじで引いた光源氏のモデルさんが下の写真の真ん中。 札の絵より少しマシかも。 ちはやふるは『神』にかかる枕詞、アニメのタイトルになっている歌はこの人が詠まれたのですね。 千早(ちはや)ぶる神代(かみよ)もきかず龍田川(たつたがは) からくれなゐに水くくるとは 合わせて竹久夢二の企画展をやっていました。 美人画で有名な大正ロマンを代表する画家です。 額縁もお洒落。 2階は大きなかるた大会ができそうな和室で、そこにも夢二の作品が多く展示されていました。 日本画や洋画だけでなく雑誌や楽譜の表紙絵なども手がけていたようです。 嵐山駅の周りは観光客でごった返していてまるで原宿のようなんですが、ちょっと脇に入るとこんな静かな場所があるんですね。 長い廊下は桂川を望む絶景スポットになっていました。 2018年11月1日にリニューアルオープンしたとのことで、まだ新しくとても綺麗な施設です。 小野小町と在原業平の大きなかるた札から顔だけ出して写真撮れるようになっていたので大喜びで大将と撮りあったんですが、残念な顔デカ写真になってしまったのでここには掲載しないことにしました。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/01/16 07:43:30 AM
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