テーマ:プロ野球全般。(13249)
カテゴリ:スポーツ
128球目の直球だった。九回1死、大島が強振した打球は中前へ。西武の菊池がこの日許した唯一の安打だった。
「悔しいです」。本拠地の大歓声に迎えられたお立ち台。第一声とは対照的にヒーローは笑顔だった。「自分の負けから5連敗が始まった。止められてよかった」。4回4失点で降板した前回3日の巨人戦。今季3度目の完封勝利で、汚名を返上してみせた。 1-0の六回、四球で初めて走者を出すと、2死後に守備に定評のある遊撃永江がまさかの失策。長打を許せば逆転されるピンチで、球威と制球がさえた。直球と変化球で追い込んだ後の4球目。思い切りよく内角を突いた速球に、巧打者井端はバットが出なかった。 快挙達成は目前で逃したが、申し分のない7勝目。「自分にはまだ早いということ。無我夢中で、勝ちたいという気持ちだった」と爽やかに振り返った。 17年前の6月11日、同じ本拠地でノーヒットノーランを達成したのが渡辺監督だ。「球を置きにいって打たれるよりも、思い切り腕を振って投げろと伝えた。またチャンスはあるはず」。成長を続ける4年目左腕への信頼をまた深めた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/06/12 11:10:19 PM
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