|
2007年に香川大や高知大医学部の学生間で集団感染が起こり、呼吸器科医の間で「大人の病気」との認識に変わった「百日ぜき」の流行が警戒されています。 百日ぜきとは「百日ぜき菌が原因で、せきやくしゃみ、接触で感染、感染力は強い。潜伏医期間は1週間~10日程度で、風邪に似た症状で始まり、次第にせきがひどくなる。『息を吸い込む時にヒューという音がでたり』、夜間に発作が起きたりする。重症化すると死亡したり、後遺症となることもある。乳幼児は肺炎や脳症など重い合併症が起きる危険性がある。」 しかし、【大人では重症化ケースも少なく、特徴的は症状は少ない。せき喘息、風邪などと判別しづらいため、判断がつかず気づかないうちに周囲に感染を広げることがある。】 国立感染症研究所感染症情報センターによると、発症報告のうち、20歳以上の占める割合は2000年には2%だったのが、2007年には31%、今年(6月中旬まで)は51%と成人の発症率が半数を超えました。 大人に広まっている理由は「欧米に比べ予防接種の回数が少なく、十分な免疫が持続していない」「診断がつかなかった症例が百日ぜきと診断されるようになった」などがあるようです。 大人が感染した場合、症状に特徴がなく、「せき」だけですと医療機関を受診せずに感染を広げてしまう可能性があります。それにより、ワクチン接種前の新生児への感染の危険性が高まります。 百日ぜきは夏に患者が多くなるので、今後の増加が予想されるそうです。 つい日常に忙しさで「せきぐらい」と思いがちですが「百日ぜき」の可能性もありますから、「せきによる感染を防ぐためにもマスク」の着用と、早く医療機関にかかることをお奨めします。
15年以上前に2年の闘病の末、母がガンで亡くなった直後、軽い風邪をひきました。母がガンになる前から、自分の体調不良などで西洋医学以外のものに目が向いていました。「薬を使わなくて良い医者だよ」と紹介された医師は、せきは止めないほうが良いという考え方でした。 3ヶ月もせきが止まりませんでしたから、だんだん体力がなくなり、買い物した荷物も持つことができなくなりました。 喉は痛くなるし、体力はなくなるしで、ほとんど外出はしませんでした。近所の方にお会いしても声が出ませんから、会釈だけして立ち話はしませんでした。 「母のことがショック」で落ち込んでると思われた近所の方に「大変だったね」、「みんな心配しているよ」と声をかけられ、自分としては「やれるだけやった」と気持ちを切り換えていたつもりでしたが、また母のことを思い出して落ち込み、気力もなくなりかけました。 とにかく「せき」を止めることが先決と思い医者を変え、ほどなく「せき」は止まりました。 私が百日ぜきだったか、風邪だったかと言うことは分かりませんが、「せき」が体力を奪い、それによって気力、精神力も奪うという恐ろしい体験をしました。 それが原因かは分かりませんが、乾燥したところにいますと直ぐに喉を痛め、声が出なくなります。或いは喉が弱かったので3ヶ月も「せき」が続いたのかも知れません。ただ、一度痛めたところは、今でも疲れが溜まったとき、体力が落ちたときに悪くなりやすいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月09日 02時53分38秒
|