おいしいって幸せ

ホワイトデーってことで、
ダンナがケーキを買って帰ってきてくれた。
お気に入りのケーキ屋さん「にんじんはうす」のケーキだ。
ここのは、生クリームが絶品。
甘すぎず、それでいて上品な甘さが漂う。


でも育児中のおいら。
晩ご飯の準備が終わって「いただきます」をしても
０歳児の離乳食を食べさせるので精一杯。
食べさせ終わる頃には、他の家族は食事も終わって
「ケーキはまだかしら」って雰囲気蔓延。

「ケーキ食べてていーよ」って声をかけて
やっと自分の夕食にありつく。
すっかり冷たくなったお味噌汁やお肉たち。

それでも早く食べてしまわないと
そのあと子どもたちを
ダンナと協力してお風呂に入れなきゃいけないので
飲み込むようにして食事を終わらせる。
鶏肉のソテーなんかは、あまり噛んでなかったんじゃないかな。

やっと自分の分を食べ終わって、
娘の残したゴハンもさらえて胃袋に押し込んで。

この頃には家族はもうケーキも食べ終わって
テーブルにはおいら一人と、
隣に、いつもくっついてる０歳児だけになっている。

さあ、ようやく
ダンナが買ってきてくれたケーキを頂きましょう。。。。

「うぎゃー。うぎゃー。」

吠える０歳児。
こうなるともうケーキの味どころじゃない。
なんだか甘いぞ。それは分かる。
でもとにかく、早く腹に流し込んで
０歳児をどうにかせにゃ、と気ばかり焦る。

食べてるうちに、だんだん胃がシクシク痛んでくる。

自分のケーキを食べ終わって、
先に「もういらなーい」って３歳娘が残したケーキの残りを
さらえて食べる。


はぁ。
せっかく買ってきてくれたけど、ごめんねダンナ。
美味しいかどうか、わからなかったよ。
たぶんおいしかったんだと思うんだけどさ。
よく覚えてないんだ。

ゆっくり落ち着いて、味わいたいなぁ。。。