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同人をベンチャーと捉えたとき、見えてくるもの
昨今の同人サークルからオリジナル作品の流行を支援して、企業化したらどうか?という提言。 う~ん・・・これはもしかしたら「同人を作る側」にとっては「余計なお世話」だと感じるサークルも少なくないと思います。と、いうのは同人の魅力の中に「ぬるさ」が多分にあるからです。 例えば好きな作品をいくらでもパロディーとして作れる、自分の好き勝手に出来るから未完成でも手抜きでもかまわない、素人の作るものだから、ちょっとプロ並みの事をしただけで目立てる、飽きたらいつでも止められる、出納会計のいい加減さ・・・ これらはいわゆるプロとしては本来許されないことです。が、「作り手の趣味である」のと「それをわかっている買い手がいる」なあなあの関係(いい意味)であるから楽しい、そんなぬるま湯のような世界が同人はあります。 さて、例えば面白い同人ソフトを作っているサークルが、企業がスポンサーとなって開発を依頼した場合、どう感じるでしょうか? 元々プロを目指している人は飛びつくかもしれませんが、あくまで趣味の範疇で、しかも社会的責任が絡む世界となると、同人としての楽しさが消える、そんな気がします。 大手エロ同人サークルでは「プロ同人作家」もたくさんいます。彼らの画力であれば、即一般18禁雑誌に掲載が可能な人もいるにもかかわらず、絶対にそれをしない。なぜか?それは「プロになると縛りが増える割に見返りが少ない」事を知っているからだと。 月姫やひぐらしなど、一般商業作品になって目立てるのは本当にごくわずかであり、その厳しい世界でやっていくより、あくまで「同人として」趣味にする方が自由に楽に出来る。そういう人も多いかと。 それに昔と違ってネットのおかげで知名度が上がる方法が、プロになることだけじゃなくなりましたからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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