ネットでの実しやかな噂って、一体どのあたりから真実になるんですかね?
たとえばこれは自分が開発したゲームの関係者だったりするとわかるのですが、本当に「根も葉もない噂」がいつの間にかあのゲームはこういう経緯があった、みたいなことを真実のように語られているスレを見ると、中の人間としては苦笑してしまいます。
あるゲームの続編で発売前に「あの会社から最近大量の人間が流出してスタッフが総入れ替えになっていて、前作とは別物」みたいなネタが、2ちゃんねる経由でそれなりに大手のネット情報サイトで語られ、その情報がまるで「真実」であるように取り上げられる。
実際、開発メンバーは前作からまんま引き続きだったり。きっと同じような噂、いくらでもあるんだろうなあ。
前に「悪い噂ほど信じたがる」という項目でBlogを書きましたが、内部で関係者として働いていると、笑ってしまうようなネタがいつの間にか「真実、情報」として共通認識にされ、さらにそれを本来のマスコミが後追いで「ネット掲示板での情報では」と取り上げている光景を何度も見るだけにゾッとすることがあります。オマエの取材というのは2ちゃんを見ることか!と・・・
既存マスコミは信用できない、という人もいますが、出所がわからない噂が、簡単にいつの間にか真実になってしまうネット情報はもっと信用できないです。
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