むかしから思っているのですが、新聞でも、テレビでも「ニュース」ってどうして基本「悪いこと」を取り上げるんですかね?
というか、悪いことが起きるとニュースソースになるのですが、それ以上に起きているはずであろう「よいこと」はあまり話題にしない(スポーツや結婚報道ぐらい)。
例えば殺人など凶悪犯罪の件数は昭和40年代をピークに発生件数はどんどん減っている、にもかかわらず、マスコミがTVで報道する時間は増えている、というグラフを見た事があります。
センセーショナルな記事は読者、視聴者受けがいい、という理由なのでしょうが、そういう事件ばかり取り上げられれば「世の中、どんどん悪くなっている」と思うのでしょう。
「昔は良かった」と口にする場合、その当時の悪いことは忘れられているケースがよくあります。また、子供の頃の思い出、というのは社会情勢に疎い(小学生では自分の身の回りの事ばかりで世間がどんなに大混乱でも理解できていない)ので、つい良い時代であったと感じやすいのでしょう。
別に大本営発表的な「いいこと尽くめ」を報道しろ、とは言いませんけど、悪いニュースばかり流して「嫌な世の中になった」というのは違うと思いますが・・・
ちなみに「よい時代」というのは「本人にとって幸せな時期」です。逆に言えばどんなに世間が好景気でも自分が辛い、報われていない、と思う状況であれば最悪の時代です。
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