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同人をやっていると、島中、弱小サークルが憧れるまで感じるのが、壁際サークルの立地条件のよさ。多くの人間がスペースの外にまで並び、通常のスペースも島中とは違って荷物の置き場所が広く、さらに壁を使ったポスター展示まで(実際にはこれは準備会の公認ではありません。きれいにはがして施設を傷つけない、という条件の下での黙認です)。しかもスタッフが常に見回って、長い列が出来そうになると誘導、整理までしてくれる、という、同じスペース料を払ったのに、と、不公平感すら感じる人がいるほどの優遇で。
しかし、では壁際になれば確実に売れるのか?といったら・・・答えは「NO」。自分の製作物の実力以上には売れません。 島中弱小のオマエになぜわかるかって?ふふふふ・・・実は私も一回だけ壁際になったことがあるんです。今から5年ぐらい前。ちょうど「めぐみくみっくす」という同人ソフトを初お披露目した時でしたが。当時のコミケカタログを調べていただければ証拠になるのですが、2日目西館の同人ソフトブースでした。 そりゃ、前日まで興奮もしたし期待もしましたよ。憧れの壁際サークルになれた、ってことで、もしかしたら午前中に完売?問い合わせ殺到?第2の月姫?(←妄想しすぎ)。特大ポスターも準備して、わくわくしながら当日、ビックサイトに乗り込みましたよ。 結果・・・いつもよりちょっと売れたぐらいで、あまり変らず。 まあ、冷静に考えれば当然なんですけどね。壁際だから、という理由で一般参加者さんの注目は集めるかもしれません。しかし、お金を払う前に内容がどんなものかを確認するのは島中も壁際も同じ。現に隣のサークルさんは大手で行列が出来ていて、その余波でコバンザメ的に見てくれる、買ってくれる方もいらっしゃいましたから、ある程度の効果はあったのかだと思いますが。 なんだか拍子抜けするのと同時に、逆に安心しました。「コミケって案外、公平なんだな」って。 人気のある大手サークルは、結局「人気があるから行列が出来る」訳で。そして、行列が出来たから壁際になった、ということでしょう。買い手の大半が一般参加者である以上、そこには製作物の魅力でしか魅せられない世界でもありますし。どんな大手も最初は島中ですから。 と、いうわけで、壁際だから何でも売れる、ってことはほぼありえないかと。それに、コミケ参加わずか3.4回程度でいきなり壁際サークルになれる人もいますから。エロだけでなく人気があればテキスト本でも壁際になれます。ねー。かーずさん。(今回、かーずSPのかーずさんは壁際みたいです) PS,じゃあ、何で私のような島中で十分なサークルが壁際になれたのか?未だにわからないのですが、恐らく前回参加の際、一時的にスペース前が人が集中して混雑したのをスタッフの方が助けてくださったのと、「両隣の大手サークルさんの緩衝材」だったのではないかと・・・現にその次以降、いつもどおり島中に戻りましたし。 でも、とてもいい「思い出」になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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