カテゴリ:カテゴリ未分類
壮大なファンタジー長編「グイン・サーガ」の作者、栗本薫さんが56歳でお亡くなりになったというニュースが入ってまいりました。
私はこのシリーズを読んだ事がないのですが、単行本100巻を越えるという一人の作家が書いた一作品としては世界で一番長い大河小説、しかも、まだまだ一向に終わる気配がない内容であったとお聞きし、ファンの方の落胆は相当のものかと。 「ライフワーク」とよばれる作品があります。その作家の代表作で、何十年と描き続ける。マンガの世界でも手塚治虫先生の「火の鳥」や、美内すずえ先生の「ガラスの仮面」など・・・長年にわたり読者を楽しませ続ける作品がありますが。 しかし、その長さ故に作品が完結する前に作者が他界、ということが多い。というか、もしかしたら本当の意味でライフワーク(生涯の仕事)というのは、作者を失って初めて完成するのかもしれません。 読者にとってはこれほど辛い最終回はないのですが。 栗本薫先生のご冥福をお祈りすると共に、現在ライフワークと呼ばれる作家さんの作品が、作者ご存命のうちに結末を迎えられますように・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.28 08:21:04
コメント(0) | コメントを書く |
|