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はやぶさの話題を日曜朝のワイドショーで取り上げていて、その中で昨今の事業仕分けによる予算の削減に対してコメンテーターが「おかしな道路や育児手当みたいなバラ撒きじゃなくてこういうものにこそ税金を使うべきだ」という発言をしているのを見て、いっしょにTVを見ていた父がシニカルに笑いながら
「結局、自分に関係ないことは、みんな『税金のムダ使い』って言うんだよな」と言ってました。 父は地元でたたき上げの税務職員。今は引退していますが、それこそ映画「マルサの女」の調査官のような仕事を永年勤め上げた人です。 そんな父の話では「自分に高校生の子供がいる親の場合、もし、高校の学費全額免除の改革が行われたら、その親は絶対に反対しないはず。同様に農家であれば農業の補助金、土建屋であれば地方に作る無駄に立派な道路。どれも自分達にとっては税金のムダ使いじゃない。結局、このハヤブサだって、それこそ明日の食い物に困っている生活保護を受けているような家庭にとっては、こんなものに金をかけるならもっと低所得者に回せ、「税金のムダ使い」以外の何者でもない、となる。だから、立場が違えば何が本当の税金のムダ使いか?なんて人それぞれさ、と・・・ うーん、確かに。 ちなみに父はこんな話も。 「地方の税務署ってのは、設備とか建物が他の市庁舎にくらべてボロボロな物を使っている。これは、納税者に「あいつら、俺らの税金であんな贅沢な建物で働きやがって」という反感をかわす狙いがあるとか・・・おかげで父の勤めていた税務署は、相当近年まで冬はダルマストーブ、夏は扇風機しかない状態だったとか(同市内の市役所や施設はどんどん建て替えられたのに) 結局、自分に関係ない(利益、興味のない)ものは「税金のムダ使い」に感じるんだろうなあ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.21 02:24:20
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