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「iPad、重い」「飽きた」「日本じゃ電子書籍少ない」「使い道わからない」…発売1ヶ月で嘆きの声
うーん、これは日本の紙媒体の優秀さを現しているのかもしれません。というのは、例えばマンガ雑誌だけでも毎週20本以上のマンガを250円程度で全国どこの本屋や駅の売店でも読める流通というのは、実はとんでもなく優秀なお話で。 私はiPadが本当の意味で普及するには、このマンガ業界、特にジャンプのような超メジャー級の雑誌が毎週発売日に紙媒体以下の価格で手軽に買える、ぐらい出来ないとダメじゃないかと思っています。 が、そうなったら今度は単行本が売れない。マンガ雑誌は基本、雑誌はあくまで広告で単行本の売り上げで利益を出すものですから、それが出来ない、あるいはデータをネット経由でコピー編集されたら、結局自分達出版社や漫画家の首を絞めるだけ、というのはわかりきっていますから。それに、出版社としてはムリにiPadにあわせた出版体系をすると、こんどは表現の自由などがアップル社基準になってしまう。根元を押さえられたら、性描写や宗教ネタなどに厳しいアメリカの表現フォーマットになりかねません。 現実としてすでに過去の所有する本を個人でスキャン>ネットにiPadフォーマットで流出させているヤツもいますし。そんなことをしたらiPadの未来をますます潰すだけなのに・・・ 紙媒体の本が売れない、といいつつ、だからといって安易にデジタルに飛び乗れば、違法コピー者の利益ばかり増えて結局更に儲からなくなる。単なる友人同士の貸し借りと違って、たった一人が数千人、数万人にデータを広げる事が出来るのですから。 そういう意味では読み捨ての雑誌などはいいのかもしれませんが、日本ではマンガ業界も紙媒体以上のメリットがまだないのだろうな。 どんなに「消費者の利益」を叫ぼうとも、それを作っている人が生活できなければそんなのはサービスではありません。単なる搾取です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.07.22 08:32:39
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