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「非実在青少年」を削除、再提出へ 都条例改正案
前回、漫画家や出版社、そして指示するオタク層(私も含む)から猛反発を喰らった法案が再度提出になった、という形で。今度は恐らく通るのではないかと思われます(前回反対した政党もメンツがたったのか同意のようです) 私の個人的立場としては「もし、本当に法案どおりの内容であれば特に反対しない」という。 案外見落としがちなのですが文言の中で「18歳未満への販売を規制」ということ。つまり、そういう描写があるモノを作れない訳ではない、という部分。未成年に売ってはいけない、という話で。確かにこの考え方だと「本来、成年マークが付いているエロマンガ&エロゲーの表現の自由は侵害していない」ことにはなります。 例えば都内の一般的な書店でのマンガコーナーで、通常のマンガコーナーと同じ棚に間仕切りなく成年マークのある表紙でチクビ丸出し、大股おっぴろげ表紙のエロマンガがしれっと平積みされていたり・・・この辺は本来、出版社より小売店側が考えるべき問題なのですが。 特に不況の影響でしょうか。TVアニメなどもオタク層のDVD購買意欲を即物的にあおるエロ描写が多くなったと。(地上波放送の際、透過光でチクビを消す表現が普通になった時点で何かが壊れ始めている気がします) 昔、同じようにエロマンガの規制が法案化されそうになった際、出版社は自主規制、という形で何とか潜り抜けた経過があります。成年マークが出来たのも18歳未満には販売しない自主的なルールを作って。ただ、それが最近守られていない、あるいはコンビニで立ち読みできる青年誌でも同等の表現が出来るようになったと。 今回の件もいきなり、というイメージがありますが、規制される下地はずっと前からあった、表現者の側からルールを踏み越えていたのです。 私は今回の影響が一番出やすいのは、もしかしたらコミケなど同人誌即売会の会場じゃないかとも思っています。場合によっては年齢確認の義務が出来るかもしれない。私のような弱小サークルであればさほど問題はないのですが、行列のできる大手では非常に難しい問題です。 いずれにせよ「18歳未満に販売しない」という部分をきっちり守れるのであれば、その手の表現を書くことには規制は無いようなのでむしろ、これをちゃんと守ってくれよ、東京都&出版社、と思ってしまう自分がいます。 しかし、たかが2次元エロマンガの表現の規制にやっきになっている都議会議員さんを思うと、日本はまだまだ平和だよな、と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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