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マンガ「築地魚河岸3代目」におきまして、問屋、仲買人の大切さを語るお話がありました。
ある大手スーパーが鮮魚部門で経費を安くするためにきめられた漁港の漁師さんから直接魚を買い上げる直販ルートにしまして。仲買人を通さない事によって以前より安く魚を仕入れることが出来る、これによって利益が多くなる、と・・・ しかし、魚のような自然を相手にしている市場の場合、取れ高や品質にばらつきがある。確かに仲買人を通さない分、経費が安くなるけど、魚が取れない場合、今度は漁師の側が高く売る。選択肢もそこしかない。 これが全国の市場から集まる築地のような市場であれば、その漁港以外の場所で取れた魚を選べるし、「相場」という安定価格が出るので大幅な値段の上下がない。 プロの世界で重要な「安定供給」というもののためにこういったシステムがあるのだ、と。 この辺は非常に面白いところで。市場を安定させるために、乱高下が無いようにするためにつくられた場所でもあるんですよね。 よく、この手の業者を「搾取」とか「無用のもの」と叩く人がいますが、それは「だったら究極な話、自分で海で魚釣ればいいじゃん。タダだよ」と・・・ 結局手間や技術、便利さを生み出すために、あらゆる商売があるわけで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.04.29 11:56:11
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