最近見たアニメで共通して「お!」と思った作品に「ガールズ&パンツァー」と、公開されたばかりの「エヴァQ」にありまして。
それはCGというものがかつて無いほど違和感無く手書き2D画面と融合している、というか、むしろ見た後で「あ、そういえばあれ、CGだった」と気がつくような、見事な親和性といいましょうか。
特にガールズ&パンツァーに関しては戦車がテーマの作品ですが、戦車ってディティールも細かく、キャタピラや挙動の独特さから複雑なアニメの作画になる。しかしこの作品では実に見事に、しかもちゃんと「2Dアニメの動きをしたリアルさ」で描かれているのが特徴で、これをTVアニメで放送できるのは、CG技術がこなれた現代だからこそだと思います。(コレが5年前だといかにもCGっぽい、浮いたものになる)
エヴァQに関しては、これ、おそらく戦闘シーンのほとんどがCGであろうと。特にカメラアングルをぐるぐる回し、複雑なディティールの使途との戦いで大量の破片パーティクルが飛び交うのはCGならでは。しかしこれも2Dキャラの動きとあわせて非常に精度の高い融合をしていたので驚きました。
3DCGがようやく2Dアニメの「道具」になった実感といいましょうか。アメリカのディズニー3DCG映画と違う方向に、ちゃんと日本のCGアニメが伸びている、そう実感します。
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