児童ポルノ法案でマンガやアニメなどの単純所持も規制しようという動きが再び強くなってきました。で、ここで問題なのは例えば18歳以下に見える女性の性的描写禁止、というものに対して「じゃあ、ドラえもんのしずかちゃんの入浴は?」という昔からある質問に対して、元都知事が副都知事だった時代にツイッターで「あんなものは常識的に許されるに決まってる」といったこと。
この「常識」って何?誰が決めるの?誰の尺度なの?
例えば自分にとってはしずかちゃんの入浴などHなシーンの内に入らない、しかし、厳しい宗教系の人からはF先生がご存命の当時から「あれはけしからん!子供に見せるべきではない」という意見があった。また、オタクの中でも一周廻って「むしろ児童アニメの中でのああいう描かれ方の方が欲情する」という達人も・・・
その判断基準が人によって違うままなのに「常識で判断」を振り回すのもおかしな話だし。それに、その手の判断をする委員会に現役エロマンガ家とか、エロマンガコレクターが呼ばれることはない。基本はその手のものを「けしからん」とする側の人間だけの委員会。
さらに、今週のラジオで伊集院も指摘していましたが「もし、今後そういうものがダメだというなら、TV局にある昔のドラマに映っている子供のヌード(昔は結構普通に子供が全裸で出ていた)もダメ、ってことのなるんじゃないの?」という。他にも法律が出来る前に個人で収拾したものも違法として破棄を命じられるの?
そんなのは気に入らない文化を消すための「焚書」と同じ野蛮な行為で。いったい人類の文化を何世代撒き戻そうとしているんだと。
日本はポルノ大国です。が、性犯罪大国ではない、というのをまず認識できないのだろうか?
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