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クールジャパンのお話が続きますが。
例えば、昨今放送された「ジョジョの奇妙な冒険」で原作では描かれていたナチ親衛隊のシュトロハイムのナチス式敬礼がカメラで隠れたアングルになったり、黒く消されていたりしました。これはヨーロッパ圏では大戦中のナチスドイツに対する禁忌感は未だ根強く、プロサッカー選手がパフォーマンスで演じたところ所属チームを追放されたりと、それぐらいのタブーである。 しかし、日本ではヘルシングなどに代表されるようにナチスドイツタイプの様式美を「かっこいいもの」として描く事が出来る文化圏です。 それだけではなく、例えば宗教でいえばイスラム教の経典などは熱心な信者にとって絶対に汚されてはならない聖域であったり、宗教的記号を何気なくゲームなどに描いたために回収騒動になった件もたくさんあります。 で、国が推し進めるクールジャパン構想で、「日本では認められている表現を他国に輸出するからという理由で規制される場合、それを本当に作り手が認めるべきか」というお話で。 例えば、わかりやすい例だとマンガで日本ではおっぱいポロリぐらい少年誌でもある。けど、国によってはお風呂のシーンが水着を書き加えられないと出版できないような、あるいは、アメリカでは「子供同士が殺しあう」という作品は問題提議ドキュメント以外、タブーとされています。その場合、日本でも人気になったバトルロワイヤルのような表現は海外で売ることを考慮して作れなくなるかもしれない。 他国の人で日本のアニメやマンガが好きな人にとって、日本文化の魅力宗教的な規制やロリエロ、土着的で独特なそういうタブーが少ない国だからこそ出来る作品の面白さは、自分の国にはない新鮮さを表現しているからで。 そのエッジを「海外で売るために」と称して国が手を入れるようになったとしたら・・・現にここ最近も表現規制の法案がまた通ろうとしたり。 自分達オタク最大の国に対する不信感は、マンガやアニメ、ゲームの黎明期から一貫してそういうものを認めない連中が舵取りをしようとここにきて急に擦り寄ってきたからなんです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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