匿名ネットの悪意を具現化し、世界を滅ぼそうという悪との戦い「ガッチャマン クラウズ」を毎週楽しみに見ているのですが。
で、放送を見ながら常に思っている疑問が「ネットってそこまで必要になっている文化なのか?」ということ。つい25年前、まだパソコン通信なんて言葉だった頃は、それこそ一部マニアがBBS(これも古い言葉だな)で匿名であることをいいことに言いたい放題、なんて文化は限られた機材と知識を持っている人だけの趣味でしたが。
今では社内の連絡もメールだったり、データの受け渡し、注文なんかも普通に行われている。それだけじゃなくてコミュニケーション手法も、例えば趣味の合うもの同士がネットを介して集まり、イベントをきっかけにリアルで出会うなど。
また、最近はデスクトップパソコン、というものさえ古いものという考えが出ている。常に持ち運べる、どこでもネットとつながれる端末の方が利面性が高いということなのですが。それはそれだけネットと人との距離が近くなった、必需品になってきているということなのでしょう。
ですがそれは比較的若い世代への影響力で。例えば地方の高齢者の方にとっては未だに情報源になるほど普及していない、TVの方がよほど浸透度と影響力があるわけで。
で、ネットが普及している日本でもコレだけの温度差があるから、例えばアフリカとか南米のまだネットが普及していない世界ではまったく影響がない分野であり。
だから今の段階だと「ネットの支配=世界の支配」には現実感がないのですよね。日本と同じぐらいネットに依存できる社会が、世界のどれぐらいあるか?。
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