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任天堂WiiUのスプラトゥーンを遊んでいます。
いろいろ考えることがありますが、任天堂の作り方って「業界を一度リセットすること」を目標にしているなあ、と感じることがよくありまして。 たとえばマリオカートが出たSFC時代、レースゲームと言えば当時はF1のような実車のカーレース、どのゲームもタイムを競うのが普通で、それこそ上手い人と初心者ではまったくゲームにならない差がありました。が、マリオカートで全く別のレース思考(仕掛けのタイミングなど)を売りにしてヒットしました。 また、格闘ゲーム業界が複雑なコマンド、高度な知識を必要とし、完全にマニアの世界になっていたのに対してスマブラのような技のコマンドは全キャラほぼ統一、一対一ではなく複数キャラの乱闘、体力を削るより相手を画面外にはじき出す、といった別のアプローチでヒットします で、今回のスプラトゥーンに関してもミリタリーリアル系TPS市場に対してペイント弾で自軍の領地をぬりたくるという、これまた全く新しい発想のTPSです。 「枯れた技術の水平思考」という横井軍平さんの言葉、「既存の技術を既存の商品とは異なる使い方をしてまったく新しい商品を生み出す」という思考であり。上記3作は市場がすでにそのジャンルが硬化してマニア以外お断りになっているのを一度ルールを壊してリセットする、そんなイメージです。 海外では主流ジャンルであるTPS市場に任天堂がこれまでほとんど参加しなかったことを、昔、宮本茂さんが「任天堂にもそういうゲームを作る技術はある、けど、任天堂にしか作れないものを作りたい」と語っていましたが、今回、宮本茂さんは関わっていませんが実に「任天堂っぽい」カジュアルなシューティングゲームだなあと。 実際、ルールの目新しさだけでなく操作系なども非常によく練られています。単なる思い付きで作られたゲームじゃないことは遊んでみますとすぐにわかりますので。 と、いうわけで皆さんもぜひ、一度リセットされた世界のゲームを遊んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.05.31 01:25:26
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