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最近アニメ化などしている作品で気になるのが「知っていること前提の面白さの作品が多い」ということ。
いわゆる「なろう系」の小説のアニメ化などで、異世界転生もの、とよばれる作品。もちろん、昔にもこの種の「平凡な主人公がある日突然、不思議な世界に転生」というのはありました。 が・・・気になるのはその転生した先の世界がいわゆる「ゲーム的中世ヨーロッパ風ファンタジー世界」で、その世界の法則(オークとかエルフとか魔法とか)のテンプレを知っていること前提の物語である、あるいはそれを見る側が知っているうえでカウンターとしてそれらの世界観をギャグ化するという。 なんだろ?いわば同人誌、二次創作的な作品ではないか?ということ。 で、ここからは私見ですが、私がその手の作品が最初は面白くてもすぐに飽きてしまう、というのはそういう部分かもしれないと。そこに作品単位で細かい世界観の差があっても、自分がマンガの異世界に求める「知らない世界」という異世界ではない。 異世界ものというのは何も中世ヨーロッパ風ファンタジーでなくてもいいんです。SFでも、神話でも、もっといえばタイムスリップして別の時代に行けば異世界ですし、現実社会でも全く知らない地域(外国)や仕事の世界でも「異世界」なんです。 知らないものを知る、主人公が翻弄されることが「異世界もの」の面白さだと思っているので。 逆に言えば「冒険の旅に出るために鎧を着た戦士、魔法使い、力の強く斧を持ったシールド役の・・・」みたいにゲーム的なパーティーを組んで、そこでまたゲームでよく見るスライムやらオークやらどこかで見たテンプレを前提に物語を進められても、さんざん見たタイプで異世界という雰囲気がまるでないというか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.15 07:34:05
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