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カテゴリ:ミステルの「サッカー四方山話」
昨日、このゲームを見るまではテンションが最低で、
当分リーガレポートはパスしようと思っていたのだが・・・。 後半のドッグファイトにテンションはうなぎのぼり スポーツの持つ力を、改めて思い知るのでした。 少々長くはなりますが、 見てない人の為に、今回は興奮の経緯をつぶさに再現しました。 1列目にビジャ、ペドロ。メッシの下にシャビ、イニエスタ。 ブスケツのボランチに、マクスウェル、ピケ、アビダル、アウベスという、 プジョルを欠いている以外ほぼベストの布陣。 他チームの対バルサ対策の成果か、このところ難しいゲームの続いているバルサ。 ここらで、以前の様な圧倒的な勝利の欲しい所。 ところが、開始早々そのバルサに暗雲が・・。 前半の13分、ペドロが故障で退場してしまう。 股関節のあたりを押さえていたように見えたが、相手との接触ではい。 経験上、自爆の方が重篤になる事が多いのでちょっと心配だ。 変わってボージャンがイン。 その影響もあるのか、はたまた研究の成果か、前節のサラゴサ戦同様サイドの主導権を握れない。 またも「難しいゲームになるのかな」と感じていた29分、 突然に訪れた先制シーン。 セビージャ陣内バイタル中央やや左、イニエスタから前方ペナ外左のボージャンへ。 ワントラップでもう一度イニエスタ。 この時、一瞬マーカーのゾコラの対応が遅れ、イニエスタとの間合いが僅かに開く。 その一瞬に右サイドのアウベス、もうお馴染みの動線。 最終ラインのエッジからインへ平行移動。 イニエスタのパス出しの瞬間にスペースへと右に飛び出す。 オフサイドぎりぎり、見事ゴール前フリーでトラップ。飛び出すキーパーを横目に、 左のボージャンへ。 ボージャン後ろから倒されるが、身体ごとゴールイン 1-0。 前節に続き、虎の子の1点になるのか・・。 しかし、アウベスのランニングも凄いが、イニエスタのパスもまあ何という精度だろう。 対応のゾコラ、間合いを開けてしまったと言っても、ほんの1.5m程遠い程度なのだか・・・。 前回触れたバルサ対策の1番。 どれだけ集中が必要かがわかるだろう。 前半40分、バイタル中央イニエスタからすぐ左のメッシ。 メッシ中へ向って中央までドリブルから、さらにバイタル右のシャビへ預ける。 メッシ、シャビのファーストタッチの瞬間には、もう中央からバックステップ、 左へ膨らみながらバックラインの背後へとトップスピード。 時間差のワンツーの様な型で抜け出すメッシに、シャビからドンピシャのループ。 ヘディングシュートはクロスバー この時のセビージャ守備陣、シャビの先方に6mものスペースを与えてしまっている。 怒涛の後半 開始間もない3分に驚くべきシーン。 なんとあのバルサが完全に中央を崩される センターサークル付近、ボールをうばったラキティッチからスイッチ気味に受けたカヌーテ。 セビージャ陣内に一度下げると、受け取ったメデル、再びドリブルでバルサ陣内に侵入。 バイタル中央に移動していたラキティッチに鋭いクサビ。向き合った正面2mにはカヌーテ。 ダイレのヒールパスでそのカヌーテに。カヌーテもダイレで最前線のネグレドへスルーパス ネグレド、ディフェンス2人とキーパーをひきつけクロス。 中央には死角から走りこむヘスス・ナバス ドンピシャヘッド なんと同点ゴール1-1。 クサビからのスピードとリズムの変化。 ネグレドの個人技とクロス精度。 そしてフィニッシュ。 3拍子揃った、まるでバルサのお株を奪う様な完璧な崩しでした。 追加点のチャンスはあろうことかまたもセビージャ。 後半の6分、バルサ陣内バイタルエリア。 ヘッドの競り合いから後方の選手が、ダイレクトのロビングでバルサディフェンスの背後へ。 D・カペルが抜け出すが、エリア内で倒される。PKか しかし笛は鳴らない。 助け起こしてくれたブスケツに再びボールが向かうと、その背後からカペル強烈なタックル 悶絶するブスケツ、しかしここでも笛は鳴らず ボールはネグレドへ。 出てくるキーパーの頭上を狙うシュートは大きくバーの上 ゲームは徐々にヒートアップ。 少々危険な匂いも・・。 騒然としたムードの中、勢いを増すセビージャ。 前線のプレスの激しさが増して行く。 後半29分、バルサ陣内左サイドを突破、抜け出したペロッティー折り返しのクロスは中央の カヌーテへ。これは合わないと思われたが、何とファーにはフリーで走りこむH・ナバス ドンピシャでシュート バルテス右足で辛くもセーブ うおー たたみかける様に続くセビージャの攻撃。 後半32分、またも左サイドのペロッティーが抜け出しクロスは中央のカヌーテ。 ゴール前フリーで放ったシュートはミスヒット またもバルサ助かった! さらに34分バイタル左ペロッティーから中央のカヌーテへ平行のパス。 これがしっかり収まるから後方の押上げが容易になる。 カヌーテ、右サイドを駆け上がるナバスへ最高のパス。 ナバスのクロスにアルディンのシュート ディフレクトを今度はカヌーテバルデス一度弾いて何とかキャッチ。 信じ難いが、この辺はバルサがタコ殴りに 37分にやっとバルサ、シャビから右サイドのボージャン。超高速クロスにメッシ 紙一重で合わない 40分、バイタル左のシャビから中央フリーのイニエスタ。 強烈なミドルシュートはクロスバー うおーっ 45分バイタル中央からメッシのドリブル。ディフェンス5人をかいくぐりシュート ディフレクトはゴール前フリーのイニエスタ! シュートはゴールへ ゴールカバーのディフェンスがなんとか掻き出しゴールならず!! 死闘は1-1の同点で幕を下ろす。 レアルとの勝ち点差は再び「5」に。 そして、死闘の代償は予想外に大きく、ペドロ以外にもメッシ、アウベス、アドリアーノ らが、負傷を負ったらしい。その上、アビダルが肝臓の腫瘍で今季絶望とのこと・・。 やはり、両雄が完全な状態でのダブル・クラシコは 望めないのだろうか・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/03/16 01:55:37 PM
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