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カテゴリ:映画「あ」行
1939年(昭和14年) 米・加 ジュディ・ガーランド 101分
<あらすじ> ドロシーはおじさんおばさんとカンザスに住んでいる夢見る少女 ある日竜巻により家はふっとび、ドロシーは魔女の棲むオズの世界に飛んできた。 彼女は案山子、ブリキ人形、ライオンと出会いながら魔法使いの棲む館を目指す 無知とは恐ろしいもので。 「虹の彼方に」はオードリー・ヘプバーンの歌だと信じて疑わなかったわたしに ヘップバーン以前に歌われていたなんて。 梨木果歩の作品に「西の魔女が死んだ」というジュブナイルもの。 西の魔女ってなんなんだ?っていう謎が、オズの魔法使からなんですな。 日本では日中戦争に舵を切られた時代。 ノモンハンや、満州の映像を見るとき、白黒しかない。 同じ時代にアメリカでは既にカラー。 しかも娯楽作品にこんな予算をつぎ込んでいる。 そりゃ、負けるわ。 と、先日の若草のころと同じ考えが駆け巡る。 奇しくも主演はどちらもジュディ・ガーランド。 彼女の人生を少々調べてみると、古今東西天才子役に往々として見られる破滅的な人生。 そりゃ、こんな10台のころに大金を手にすれば親も理性を失うし、本人だってどうしていいのかわからなくなるもんだ。 彼女が生んだ子がライザ・ミネリ。そういえば面差しが似ている。 さて、この児童文学の映像化作品。 「子供に夢を見せようとすうなら、大人は本気でやらなければ子どもを導けない」 ということ。 3人のしもべたちが、真剣にそれぞれの役になりきっている。 製作したひとたちが「本気で子どもたちに夢を見せてやろう!」という意気込みを画面越し、時代を超えて伝わってくる。 アルミの銀粉はさぞかし肌にやさしくなかっただろうし。 この作品、21世紀のCG技術に慣れっこになっているであろう幼児がきっと夢中で観るように思えてならない。 エバーグリーンな映画のひとつだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.01.24 23:56:19
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