テーマ:TVで観た映画(3801)
カテゴリ:映画 タ行
あらすじ 細菌兵器の使用によって荒廃した世界。 自ら開発した血清によって、ただ一人生き残った科学者は 奇怪な亡者と化した人類と闘い続ける・・・。 感想 『アイ・アム・レジェンド(以下IAL)』と 同一原作を『猿の惑星』の チャールトン・ヘストンを主演にして作られた映画。 時代の違いで、同じ原作やのに こうも違うもんか という点では面白かったが、単独で観たら どうなんだろ?って感じの作品 リチャード・マシスンの原作は、この以前にも ヴィンセント・プライス主演で映画化され それは原作に近い内容らしいが、この作品は 強い男 チャールトン・ヘストン風に、味付けされている。 『IAL』は、この作品を下敷きにしつつ 多少の原作への回帰も見せてるが 現代風に、大幅にアレンジされてましたね。 そりゃ~、こんな主人公では 今の時代じゃ ウケへんわな 何と言っても、原作は1954年ですからね 共演は、ロザリンド・キャッシュ 『デッドゾーン』のアンソニー・ザーブ等。 監督は「コンバット!」のボリス・セイガル。 ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 この作品が、原作から変更した点は2つ。 原作に登場する吸血鬼と、感染してるが吸血鬼ではない 新人類とを融合した敵キャラにした点。 そして、主人公が英雄として死ぬ点。 最初の変更も、2つ目の変更の為とも考えられるな。 原作では、価値観の変わった世界では 化け物は、自分の方だったというオチみたいだが この作品では、ネビルがリサの弟に 感染者より怖いと言われる場面が、それに当たるかな。 それにしても、この主人公は医者のくせに 元人間を容赦なく殺していき、好戦的やったな。 流石、全米ライフル協会(笑) あまりにも主人公が強過ぎて 孤独に対する恐怖が感じられへんかったよな(´Д`) それから、もう1つ大きな変更点がありました。 犬が登場しませんが、理由として考えられるのは 犬を使った撮影は、大変だから止めたのか チャールトン・ヘストンが、あまり女々しい役になるのを 嫌がったのか、単なる犬嫌いなのか(笑) 自家発電してるのを見せてたのは 『IAL』より、良い点だったが ろうそくの光さえ嫌うのに、火を使うのは矛盾してたな。 感染者になった途端に、リサが裏切り マサイアスに従う理屈も、よう分からんよな。 感染者が喋れるのは原作通りで、『IAL』は よりモンスター的に変更したんやな。 赤い車、マネキン、ゴッホの絵、映画の台詞を喋らせる等は この作品へのオマージュかな。 ゴッホの絵は、文明と科学を捨てた感染者に対し 文明と科学の化身のネビルを象徴する小道具だろうな。 楽天以外の方は コメントにURLをお忘れなく♪ TBは、承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.09 19:45:06
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