『３３』の扉　

今日は、マヤ暦では時間を外した日。
今日は大晦日みたいなものですね。
明日から新しい一年が始まります

ひと時、思考を外して、生きている今この瞬間を感じる時間をとってみてください。
私もそんな静かな時間を今日は過ごしたいと思います。







さて、私、NHKの回し者ではないのですが、素晴らしいものは素晴らしい
23日に放映した、「ようこそ先輩」という長く愛されている番組で、
私の色彩の先生として教えを受けたこともある、染色家の吉岡幸雄先生が出ていました。


吉岡先生は、京都・染司よしおかの五代目当主。女性染色家の志村ふくみさんと並んで、
色彩を勉強している人だったら、先生のことを知らない人はいないでしょう。


今回、吉岡先生が、母校である京都の向島小学校6年の子ども達に出した授業の課題は、



自分の家族を表す色を、家族と話し合ってひとつ決めること。
そして世界で一つだけの色の名前を、自分でなぞらえて作ってみて、
その色を、植物を使って自分の手で染めること。



子供たちがそれぞれに考えてきた色の名前が素晴らしく、涙が出ました。
例えばこんな感じ。



明笑色（めいしょういろ）　…　太陽のようなお母さんの明るさをイメージした色

輝草色（きくさいろ）　…　おじいさんが丹精込めている田んぼの、光り輝く秋の稲穂の色

青い海星色（あおいうみほしいろ）　…　家族みんなが好きな、思い出の青

明楽緑（めいらくみどり）　…　家族でキャンプに行く時の美しい自然の緑



名付けるって、とっても神聖な行為ですね
子ども達の感受性豊かな姿を見ていて、しみじみそう思いました。

命が生み出される瞬間を祝福するような…
どの名前にも、深くて純粋な想いが込められています。




染め上がった色とりどりの布をクスの木の下で鑑賞しながら、みんなの前で発表会。
最後に、吉岡先生が子ども達に一番伝えたかったメッセージがこの言葉です。




自然に感謝しながら勉強してください。
大きく大きく育つには、自然というもの、
日本の自然の姿が一番のお手本、あなたがたの教科書です。
自然を大事にして、自然と共に生活してください。









吉岡先生の素晴らしい著書は沢山ありますが、私も大事に持っているこの本は、
本当に美しい日本の色彩と、日本の色の名前で溢れています。
日本の歴史や文化を学ぶためのテキストとしても、存在感に溢れた本です。



　　　　　　　日本の色辞典　　←クリック！


　　　　

吉岡先生の紫への取り組みを追ったドキュメンタリー映画が、
2011年秋、公開されるそうです。楽しみです。

映画・紫　公式サイト　　http://www.art-true.com/purple/







色というのは、人の情動を激しく深く掻き立てるもの。
見失ったものを、思い出させてくれたり、今の自分の姿にハッとさせられたり、
気持ちが和んだり、勇気付けられたりもする…。

色の不思議な力を改めて見直してみたくなって、最近また色に心が近づいています。
色と自分との関わりを見つめなおすことが、新しい視点を切り開く、
大きなヒントになる可能性を秘めているのかもしれません。


数秘と色を組み合わせたオリジナルワークをどんどん開催して行きます。
8月3日（水）に表参道で開催する、ライフシールワークもそのひとつ。
エナジーワーカーhirakuちゃんとのコラボ。
テーマはハート。あなたのハートにチューニングします。

まだ参加者を募集中です。

詳細はこちらを　↓


maia ☆ navigation　コラボ・アートワークのお知らせ


ライフシールワークについて






　　　

9月17日（土）にも、江戸川区・タワーホール船堀にて、ライフシールWSを開催します。
こちらの主催はrimaさん。tomokoの単独ワークです。
テーマは、人生。軌道数をメインに取り上げます。


芸術の秋、土曜日の一日、一緒に楽しく作品を作りませんか？
参加者とシェアすることで、自分の新たな一面が見えてくるかもしれません。
こちらはこれから詳細を告知します。


どうぞふるってご参加ください！
心よりお待ちしています