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テーマ:機動戦士ガンダム(4137)
カテゴリ:ガンプラ・プラモデル
私のゲルググは順調に開発は進んでいる。反対の脚のスカート
の製作も終わり、ショルダーアーマーもできた。 残すは武器だけ。いや~思った以上に速いペースで出来てきている。 ただ、武器は合わせ目消ししないといけないので、思ったよりも 完成には時間がかかるかも。 武器のせいで完成が遅れるってのは残念だけど、仕方ない。 さて、タイトルと違ってガンプラの話かよ!って思った方も いるかもしれないけど、まあ、読めば分かるのでよろしく。 ゲルググが実際にロールアウト(実戦配備されて使える状態になること)されたのは 終戦の2週間前だが、ゲルググ自体の開発が完了したのは実はその1ヶ月ほど前だと 言われている。 開発は完了していたのに実戦配備されなかった! なぜか?(ギレンの演説風) それは「われわれが正義だからだ」ではもちろんなく、武器が開発できていなかった からである。 ゲルググの売りはもちろんビームライフル。これを手に入れることでジオン軍は ガンダムと肩を並べるモビルスーツを手に入れられると考えていたはずである。 しかし、ゲルググ自体は完成したが、ビームライフルが完成しない。 いや、厳密にはエネルギー供給システムの小型化が遅れていたのである。 ジオン軍はビーム兵器の小型化を重視していなかったのかもしれない。 というのもジオン軍のビーム兵器構想はモビルアーマーに統合されていたのである。 ジオン軍は大型だが、高機動力、大火力を保有するモビルアーマーによる一撃離脱戦法と 小回りの効くモビルスーツによる相乗効果を狙っていたのかもしれない。 この思想に基づいて開発されたのがモビルアーマー「ビグロ」である。 ビグロにはアムロが失神するくらいの機動性と、大火力のメガ粒子砲が搭載されており、 上記の設計思想そのものであるが、裏を返せばモビルアーマーのような大きな図体が なければビーム兵器を搭載できないくらい小型化に遅れをとっていたということなの である。 余談だが、 ジオン軍は当初モビルスーツ開発において連邦軍より10年進んでいるとまで言われた。 しかし、連邦軍がV作戦を発動し、鹵獲したザクを徹底的に解析し、ザクを大幅に 上回るモビルスーツを開発することに成功する。しかもその際、ジオン軍のザクの武装を 大幅に上回る能力を持つ携行型ビーム兵器まで開発してしまうのである。 この辺で既にジオン軍はモビルスーツ開発に関するアドバンテージを失っていたのであろう。 ジオン軍はこれを見て、ビームライフルの開発に着手したのかもしれないが、前回も 述べたとおり国力1/30のジオン軍は30倍働く武器を作らなければならなかったのだ。 開戦時、艦船及び戦闘機しかない連邦軍に対して、たとえザクであってもモビルスーツは まさにその国力をも覆すほどのカルチャーショックをもたらす兵器であった。 (ルウム戦役の圧勝がそれを物語っている) しかし、両陣営がモビルスーツの量産化に成功した時点では携行型ビーム兵器を持った モビルスーツごときでは大きなインパクトを与えることは出来なかったのである。 次回は「年表から読み解く」と題して、一年戦争の年表とゲルググのロールアウトが 遅れたもう一つの理由について書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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