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Thousand and One Nights の日記 [全625件]
ツアーコンサルタントの仕事を始めてすぐに出会ったシリアの旅行会社があります。コネとツテが命である中東で、コネもツテもない外国人の私が1から仕事を立ち上げるのはかなり大変だったけど、それでも仕事が軌道に乗ったのは、こうした信頼できる旅行会社の協力のおかげ。 ヨルダンでは、取引先の旅行会社を何度も何度も変更しました。どいつもこいつも仕事ができず、話にならん! というのがヨルダン人と仕事をする私の率直な意見。ヨルダン在住でありながら、ヨルダンでのビジネスパートナーを見つけるのに一番苦労しました。 特に観光業は、ヨルダンではアラブ世界で典型的な″ファミリービジネス″。祖父が仕事を立ち上げ、現在は父親が社長継承、息子は次期社長で、おじは専務、その息子はドライバーで…と家族・親族総出で、まわします。そのため体質が本当に古く、ビジネススキルのなさは歴然としていますが、コネと惰性で何とか持ちこたえている。 こうした家族総出の旅行会社が大半を占める中で、家族関係に頼らない全く独立した旅行会社を立ち上げるヨルダン人も最近少し出てきました。私はこうした新しい旅行会社と好んで提携します。古い体質はご免こうむる! さてシリアの旅行会社とは仕事を立ち上げたと同時に提携をし、現在にいたってます。浮気の必要は全くなし! 私がラッキーだったのかもしれません。100%信頼でき、100%クリアで、良心的。1を言うと10を悟る。本当に助けになる旅行会社でした。 シリアのゴタゴタが始まって、シリアのお手配がぐっと減ってからも、マネージャとは連絡を取り続け、近況を確かめていました。またレバノンのお手配をこのシリアの旅行会社を通して手配することもありました。私がどうしてもこの会社を使いたかったのです。 「全然問題ないよ。仕事も普通、子供たちも学校に行っている。」と聞いたのがつい数か月前でしょうか。それから、少しずつメールの内容に変化が表れ、今日はこんなメールが。 Dear Naoko オフィスはすでに閉じ、ほとんどの時間を家で過ごしている。仕事の依頼があると返信をするし、それは気分転換になってきたけれど、仕事面の安全性を考えると、それももうそろそろできなくなってきた。インターネットに問題が生じたり、自分の身に問題が生じたりして連絡が取れなくなり、あなたのクライアントに迷惑をかけるようなことになることを心配している。 というような内容です。短いメールの中に、シリアの危機的な状況が垣間見え、思わず泣いてしいました。このマネージャをはじめとして、誠実に地道に築き上げてきたものがすべて取り去られ、将来の展望が全くない中で暮らすシリアの人々。 自分の明日の命すら分からない、という絶望的な状況に追い込まれています。実際、先週の木曜日だったかに起きたダマスカス市内での爆発では、多数が巻き込まれて死にました。たまたま道を歩いていた人たちや子供たちが巻き込まれたのです。日本では報道規制がかかるかと思いますが、ここヨルダンでは、吹き飛んだ体や血まみれの体、黒焦げの体が何度も映し出されていました。 シリアの情勢は、悪化の一途をたどっています。このブログで何度もお伝えしていますが、シリア情勢は早い段階で、政府と民間の闘いではなく、宗教戦争へと形を変えています。シリア情勢の影響をまともに受けるのがレバノンです。ヨルダンはシリアと政治的にも一線を画していて、シリア情勢がヨルダンに直接的な影響を与えることはありません。対岸の火事、のような雰囲気も感じられます。 私としてはシリアがこんな状況になってしまったことが悲しくて仕方ありません。中東諸国すべてに共通することですが、シリアもアサド政権を倒せばすべてうまく行く、というような単純な構造ではないのです。アラブ諸国のこの複雑な構造を見くびっていたのは、反体制派に資金援助をしてデモをあおった欧米の一部の国々でしょうか。 いずれにしても、始まってしまったことは仕方ありません。でも終わりはないでしょう。それはイラクで十分立証されています。シリア国民はUNの援助で難民指定され、どんどんとアメリカへ移住し始めています。故国を捨てざるを得ませんが、新たな地で頑張ってほしいものです。それからシリアの地をいつかまた笑顔で踏めることを祈りつつ…
最終更新日時 2012年5月26日 22時38分31秒
ヨルダン映画を観ました。というか、ダウンタウンで1JDで購入しました。もちろんDVDのコピーですので、先進国では「違法!」と目くじらを立てられそうですが、ここ中東では非常に一般的にこうしたDVDが売られております。 さて今回購入したのは「キャプテン・アブ・ラーイド」というバリバリのヨルダン映画。ヨルダン人の監督がヨルダンの首都アンマンを舞台に撮った作品。世界中でかなり高い評価を受けたメッセージ性の高い映画です。アラブ映画にありがちなドタバタした軽い映画とは違い、静かで淡々とした、とても美しい映画に仕上がっています。 監督はアメリカ移民のヨルダン人。1976年生まれですので、この映画を撮影した時は31歳。これは彼のデビュー作だということです。
舞台はアンマンのアシュラフィーエ付近と思われます。私が日常目にする風景がスクリーンに広がり、すぐに引き込まれます。アブドゥーン・ブリッジやアンマン空港、それからアンマン城砦など、フィルムに登場するのはヨルダンに住む人が普通に目にする日常の風景。 映画はアラビア語ですが、もちろんヨルダン方言! メインの俳優は上の写真でご紹介している Nadim Sawalha (ナディーム・サワルハ) というマダバ出身の Britich-Jordanian (英国系ヨルダン人)。 彼は国際的な俳優のようで、演技が素晴らしい。 映画の内容を少し内容を簡単にご説明しますと、Nadim Sawalha 演じる″アブ・ラーイド″(″ラーイドのお父さん″という意味) がまず登場します。彼は息子と妻を亡くして独り身となった退職前の老人。アンマン空港で清掃の仕事をしています。空港の清掃中に拾った機長の帽子がきっかけで、近所の子供たちに機長と間違われ、「キャプテン・アブ・ラーイド!」と親しまれるようになります。 最初は「機長じゃない」と否定する彼ですが、外の世界を一切知らない貧しい子供たちにやがて「お話」を聞かせるようになります。遠い国の「お話」に一心に耳を傾ける子供たち。彼の「お話」はこれまでに読んだ本やアンマン空港で出会う観光客とのコミュニケーションから得た知識。 子供たちとの交流を通して、アブ・ラーイドは子供たちが置かれたそれぞれの家庭環境を知るようになります。親に物売りをさせられるために学校に行けないターリク、家庭内暴力に苦しむムラード。アブ・ラーイドはこの2人の少年と深くかかわるようになります。 自身も貧しいアブ・ラーイドはこの2人の少年を助けたいと苦心しますが、もちろんスーパーマンのようなことができるわけではありません。やがてアブ・ラーイドは父親の家庭内暴力に苦しむムラードと弟、母親を救うためにある決意をします。 …というわけで、アンマンを舞台に展開するこの物語は最後まで観客の目を離しません。結末は一縷 (いちる) の望みを私たちに与えつつも、ヨルダンの現状をまっすぐに見据えたもので、見る人すべてに問題を提起します。 ヨルダンの現状をじかに知る私の心はとても影響を受けてしまい、ある意味で重いテーマに心がとても悲しい思いもしています。でも皆様に是非観ていただきたい映画です。それにしても、ここヨルダンではアホな若者 (アラブですよ) に接することも多く、この国の将来は一体どうなるのかと頭が痛む思いもいたしますが、このヨルダン人監督のような若者がヨルダンの抱える問題に真正面から向き合い、国を良くしたいというメッセージをまっすぐに伝える様子には感動します。 それから、子役はすべてパレスチナ難民キャンプから選ばれた素人ばかり。でもその演技力には脱帽。彼らもまた、ヨルダンを担っていく若者たちですので、こうした子供たちがきちんと教育を受けていけるように願ってやみません。ヨルダン人もやればできる! アホばかりではない。ヨルダンに限らず、アラブ世界では頭がすっからかんという若者も多いのですが、これも環境のせい。環境って本当に人を形作るんですよね…。 ヨルダンに関心を持たれる方も持たれない方も、是非この映画を一度は観てくださいね。国を超えて文化を超えてきっと共感されると思います。
最終更新日時 2012年5月23日 0時10分6秒
イスラエル観光は高い!! これは何も私が利益をがっぽり取っているからでは決してありません! イスラエルのお手配で頂く手数料はホントにホントのわずかなんです。でも高い…。専用車でもヨルダンの2倍からします。だからといってタクシーを乗り継いだら安いかというと、そうでもありません。タクシーも高い。イスラエル観光の難点は費用がかかるということです。 これはイスラエル側の″殿様商法″です。放っておいても観光客は集まるので、費用を抑える必要がない。中東のごたごたや″テロ″報道にも影響されません。なぜって、ここは「聖地」だから。イスラム教徒もクリスチャンも巡礼で訪れるわけです。巡礼者にテロも何もあったものではない。信仰心から集まってきます。 ここがヨルダン観光との違い。ヨルダンは中東のゴタゴタの影響をまともに受けてしまいますが、イスラエルの場合は、どんなにしても世界中から人がわらわらと集まってくるのです。という訳で、「観光させたってるねんで」という精神がみなぎっています。こちらとしては頭下げて「観光させていただきますっ」と言わせられている感じ。 さて、イスラエル観光を自作で仕上げようと思われる方には、旅行会社を通してのお手配はお値段の関係から敷居が高いかもしれません。何とか費用を抑えたいと思われることでしょう。今日は、まずアレンビー橋からエルサレム市へのアクセス方法について。 アレンビー橋からエルサレム市へはバスやタクシーをご利用いただけます。一番安い方法はバスでしょう。乗合セルビスと言ったほうがいいかもしれません。
上記の写真のようなバスですが、人数が集まれば発車する仕組み。10人乗りで、一人当たり 12ドル。これはヨイ。が、乗合セルビス (バス) に乗る! と決意しておかねば、タクシーの運ちゃんたちに丸めこまれてしまいます。タクシーにどうも乗せたいらしい。「バスだとダマスカス門までしか送ってくれないよ。あなたのためを思って言っているのだけど、タクシーのほうが絶対に楽だよ」などど、ああ、ここでもアラブ流の「あなたのためを思っている」発言が飛び出します。ほんまは私のことなんてこれっぽっちも思ってへんやろ~、自分のことしか考えてへんやろ~と心の中で突っ込みながら、あくまでもバスに乗ることを伝えます。 そう、アレンビー橋でお客を待ち受けるのはアラブの運転手たち。アラブよ、君たちは本当にしたたかに、そして力強く生きているね、と感動 (?) します。
入国審査が終わり出口を出たら、右手にまっすぐ歩いていってください。しばらく歩いたら、バスが目に入ってくると思いますので、そこを右に折れます。そうすると、この小さなチケット売り場があります。 バスに乗り込みますが、人数が集まるまでしばらく待つ必要があります。今回はあっという間に乗客が集まりましたので、車内で待ったのは10分くらいでしょうか。 さて、シートがすべて埋まったところで出発です。エルサレム市までは30分ほどでしょうか。グングンと走りまして、やがてエルサレム市内に入ります。このバスの終着地点は、旧市街のダマスカス門。
さて降ろされたのは、左の写真のようなところで、ここはどこ? という感じですが…バスを降りて左手に少し歩くと、下の写真のような美しい門が目に入ります。そう、これがダマスカス門です。
さてここですぐにでも旧市街を観光したいところですが、荷物がどうしても重い。やはりホテルに行くしかありません。ホテルの場所は事前にしっかり確認してありますので、地図とホテルからの説明を頼りに歩き始めます。 皆さまも、アレンビー橋からバスをご利用になる際は、ダマスカス門からホテルへのアクセスをきちんと事前に入手されるようお勧めいたします。大きな荷物を抱えてウロウロしていても別にいいわけですが、まずはホテルにチェックインして、それから街の散策を始めたほうが効率的ですよね。ご健闘をお祈りいたします!
最終更新日時 2012年5月23日 18時51分12秒
イスラエルにいますと、懐かしさがこみ上げてきましたよ。なぜって、あっちもこっちもユダヤ人! 英国に住んでいたときに、ユダヤ人が非常に多く、このユダヤ人の独特のファッションを常に目にしていたのです。このユダヤ人のファッションに遭遇するのは英国時代以来。そんなわけで懐かしさを隠しえません。
こうしたユダヤ人の独特の格好は有名ですよね。黒のハットに黒いコート。おひげは定番。
ちょいとズームしてみましょう。この長いクリクリのもみあげが分かりますでしょうか? 風になびいております。 ま、もみあげはどうかと思いますが、私はこういう黒のかっちりしたファッションは個人的には好きです。ユダヤ人とひとくくりにしても、もちろん色んな″派″があるわけで、こうした黒+もみあげというファッションは正統派のユダヤ人独特のものです。 ところで、ユダヤ人の女性のファッションはとても可愛いと思いました。正統派のユダヤ人の既婚女性は、髪の毛を覆っています。イスラム教徒だけが髪の毛を覆うワケではないんですね。 ユダヤ女性の場合は思い思いのスカーフで髪を覆っていますが、そのくくり方もいろいろで、とってもお洒落! 宗教的な意味合いよりファッションとして十分に通用します。写真を撮ることができなかったのが残念。街を歩いていると、「素敵だなぁ」と思うヘアスタイル (覆い) の女性を多く見かけました。 エルサレムでは、正統派のユダヤ人が多いのだそう。そのせいだと思いますが、慎みのある服装をしている女性が多かったです。キャミソールやミニスカートなどを着ている女性は少ない。長めのスカートに長袖が一般的。その点、テルアビブなどはもっと開放的だそうです。 でもこうしたエルサレムのユダヤ人女性のファッションは、個人的には大好きです。それからみんな重ね着が上手ですね。思わず、エルサレムで私もスカートとカットソーを買ってしまいました!! 街歩きだけでも楽しいイスラエルです。
最終更新日時 2012年5月20日 4時20分25秒
イスラエルというと、どんなイメージをお持ちになるでしょうか? 先進国?? 新興国? 私の中ではイスラエルは先進国というイメージ (特に根拠なし) がありました。それから、大量破壊兵器に関しては右に出るものなし、というイメージがあります。 そんなイメージを抱えてのイスラエル訪問。で…端的にいいますと、イスラエルもやっぱり「中東」なんや~、というのが私の下した結論。いえ、それならそれでいいんです。ただ″先進国″というイメージを勝手に膨らませていたので、到着したその日 (その瞬間??) から「イスラエルよ、君はやはり中東の国なのだな」と思い知らされたわけです。 でもそうと分かれば、問題ありません。先進国と思っているからガクッとくるわけで、ヨルダンと同じと思えば、全然問題ないんです。ま、ヨルダンよりは多少マシですがね。 何が、と言いますと、まずやはりいい加減。こうなると、アラブがいい加減なのではなくて、中東がいい加減なのだと結論せざるを得ませんね。つまり、″中東スピリット″が至る所に脈々と流れているわけです。 何が起きたかと言いますと、まず予約したB&Bに迷いまくってフウフウいいながら到着したはいいものの、…閉まっている!!! あり得ませんよね。だって、フロントにすら入れないんですよ。ブザーをガンガン押しまくりますが、誰も出てくる気配なし。で、ドアが閉まっているときにはどこどこへ電話して下さい、と書いてあるのですが、イスラエルの電話なんて持ってるわけないやん! ヨルダンの携帯は使えません。 ダメもとで携帯のメッセージを送りましたら、それは届いたようで、しばらくするとオーナーがやってきました。でも全然悪びた感じもない。12分しか席を外していない、とか何とか言ってましたけど、ホテルが真昼間から閉ってるなんて論外です。しかもメッセージ送らんかったら戻って来んかったやろ? と突っ込みたくもなります。 それから、同じB&Bに宿泊していたご夫婦と翌日に朝食が一緒になりまして、お話する機会があったのですが、「どれくらいご宿泊なんですか」と聞くと「去年の9月から」という。へっ? 8か月も?? 聞くと、購入したマンションがまだ完成していなくて入居できないので、このB&Bに泊まっているのだそう。・・・・。マンションの建設が8カ月も遅れるって、あり得ます? 先進国なら絶対にないですよね。しかも別に怒った風もない。「It can't be possible!」(あり得ない!) と言うと、笑いながら「中東だから」。ああ! イスラエルよ、君は中東なんですね!!! この時点で私のイスラエル先進国信仰は完全に崩れさりました。 さてそんな事から始まり、スーパーでの買い物には、買ったはずのものが袋に入っておらず、いったんホテルに着いてから気付いて、またスーパーに戻ってヘブライ語しか話さないスタッフに身振り手振りで説明すること数十分...。 さらに極めつけは、最終日のバス。エルサレムから南部のエイラットまでのバスを予約していたのですが、木曜日と指定したのにチケットは金曜日となっている。それに気づいたのはバスに乗車した時で、「あなたの席はない」と宣言され…、信じられない!! それもこれも、ヨルダンでなら絶対に確認しますよ。でもまさかイスラエルでこんな初歩的な失敗があるなんて思ってみませんから、チケットの日にちまで確認してなかったんです。
ああ! イスラエルよ、君は中東の国なのですね! と、とことん思い知らされた旅行でもありました。でもそうですよね、だってもともとイスラエルもヨルダンもレバノンもシリアも同じ国だったのですから。今でこそイスラエルにはユダヤ人が続々と集まってきていますが、それでもこの国に流れるスピリットは紛れもない″中東スピリット″なのです。 上の写真はエルサレムの旧市街で売られているスカーフたち。シリアの旧市街で売られているものとほぼ同じ。シリアとイスラエルは犬猿の仲ですが、実は同じ国だったかつての仲間たちなのです。売られているものが似ているのも納得、ですよね。
最終更新日時 2012年5月20日 1時2分42秒
さて、ヨルダンからのイスラエル入国ルートについて少しご説明します。 ヨルダンとイスラエルを結ぶ地上国境は合計で3つ。北の「シェイフ・フセイン橋」、死海周辺の「キング・フセイン橋」、それから最南端の「アカバ国境」の3つです。このうち、アンマンや死海からのアクセスが一番便利なのは「キング・フセイン橋」です。「キング・フセイン橋」というのはヨルダン側の名称で、イスラエル側では「アレンビー橋」という名で知られています。 この「キングフセイン橋」または「アレンビー橋」が一番一般的に利用されている橋です。が、じつは正式 (official) な国境ではないので、ここでビザの発給は行われません。つまり、この橋からのヨルダン再入国が問題になることがあります。ヨルダンのビザがない人はヨルダンに入国できません。 とはいえ通常のパターンとしては、日本人にはヨルダンに空路で最初に入国した際に1か月有効のビザが無料で支給されます。それでこのビザの有効期間内でしたら、イスラエル訪問してキングフセイン橋からヨルダンに再入国しても問題ありません。 問題なのがイスラエルに空路で最初に入国して、ヨルダンに足を伸ばしたいというパターンですね。その際は、北部の「シェイフ・フセイン橋」か南部の「アカバ国境」を利用していただくしかありません。 私が今回利用したのは、行きはキングフセイン橋(アレンビー橋)、帰りはアカバ国境の2つの国境です。ヨルダン側のキングフセイン橋は、とても閑散としていて人が少なく、表示もほとんどないので、うろうろとしてしまいました。しかも「長いものに巻かれろ」の精神で人が数人いるところに並んでいましたら「Arrival」(到着)のイミグレでした(笑)。 「Departure」(出発)の窓口には誰も並んでいませんでしたので、手続きはあっという間に終わり、シャトルバス(4JD)に乗り込んでいよいよイスラエル側のアレンビー橋へと向かいます。 アレンビー国境には、すでに先着の列ができていました。アラブに交じって外国人もチラホラ。が、大多数はアラブです。何らかの理由で入国審査に手間取っているようです。後からバスで到着した私たちは、しばしバスの中で待機。15分ほどすると列がじわりと動き出し、私たちもバスから降りることが許されました。 アレンビー国境では、入国審査の前に別の窓口があり、入国の目的が訪ねられます。その列に私たちも並びます。後続のバスからも国境超えする人たちが降りてきて、次々に列が長くなっていきます。私たち外国人は行儀よく辛抱強く待ちますが、後ろから素知らぬ顔をして割り込んでくる輩(やから)が…。そう、言わずと知れたアラブです! 隣りのアラブと会話するふりをして、いつの間にか私の前に! この厚かましさとしらばっくれた態度は、ああ、まさにアラブのそれそのもの!
ここでもおとなしく列を作って待っていると、おや、また後ろから人が。今度は杖をついてよたよたと歩くおじいちゃん。もちろんアラブ。じいちゃん、列の後ろからやって来たと思ったら真ん前に陣取りましたよ。やはりアラブ! 呆気にとられて何も言えずに見守る私たち外国人。でもここでは、さすがにイスラエル人の女性係員が「何やってるの? 並んで並んで。あなたは後ろでしょ!!!」と一括。じいちゃん、確実に列を無視しているのに、それでも納得がいかない様子。 その女性係員も目を大きく見開いて、信じられないというジェスチャー。思わず彼女と顔を合わせて私も「Oh, dear」(あきれて物が言えないね)。私の隣のヨーロッパ系の男性も思わず声に出して笑っていました。いやはや、ヨルダンで慣れているとはいえ、アラブって…つくづく行儀悪い!! しかしそれと同時に驚くのが、この行儀の悪さに極めて寛容なのもアラブ。先ほどのじいちゃんも、普通はすごすごと最後尾に並ぶべきなのに、とあるアラブが心やさしくも列に入れてあげていました。彼らの寛容さは ″Give and Take″ の精神に基づくものなのでしょう。つまり誰もが、次は自分が列を無視をすることを知っている。その時は目くじら立てずに入れてよね、と思っているのでありましょう。ああ、まさに人知を超えた(???)アラブ世界!!! そんなこんなで通り過ぎた入国審査です。審査そのものはものの5分ほどで終わり。晴れてイスラエル入国です!!! しかし、アラブの行儀の悪さが際立つのが国境越え。我先に、我先にと、ただそれだけを呪文のように唱えてるのでしょうか…困ったものです。「だからアラブは!」って言われちゃうんですよね~。
最終更新日時 2012年5月19日 22時7分40秒
皆さま、ご無沙汰しておりました。GWが終わってお客様が帰られてから、今度は自分のエルサレム行きでバタバタしておりまして…更新が遅れました。 実は今回のイスラエル入りは私にとっては初めてです。中東生活のこの4年間になぜイスラエルに行ったことがないのか?
それは私がレバノン在住だったからです。それからシリアへもお客様のご旅行のアテンドなどでちょこちょこ出入りしていました。イスラエル入国のスタンプがパスポートに押されれば、もうレバノンやシリアに入国できなくなります。 イスラエルとレバノン・シリアその他幾つかのアラブ諸国は犬猿の仲なのです。もちろんイスラエルの国境で、「パスポートにはスタンプを押さないでください。別紙に押してください」とお願いすることはできます。が、係官によっては冷たーーーーい顔で、容赦なくパスポートにイスラエルのスタンプを押してしまうこともあります レバノン在住だった時は、そんなリスクをおかしてまでイスラエル入国を決行するわけにはいきません。というわけで、近いようでありながらはるか彼方にあったのがイスラエルなのでありました。 今回のイスラエル訪問では、ビジネスパートナーとも初の顔合わせを行うことができました。今後、イスラエル観光にも力を入れて行きたいと思います。 さて話を元に戻しますと、イスラエルとヨルダンは友好な関係を築いておりまして、この2国は自由に行き来することができます。ヨルダン在住となった今、レバノンに行く機会は減りましたし、シリアは現在入国すら難しい状況。それで、この機会にイスラエルに行っておかねば! とイスラエル訪問を決意しました。 とはいえ、パスポートにイスラエルのスタンプが押されないことに越したことはありません。国境での″尋問”(?)に備えて、回答を準備して練習しておりました(笑)。それに私のパスポートにはレバノンやらシリアやらのスタンプが数ページに渡って延々と押してあります。以前、スペイン人の友達がレバノンのスタンプのせいでイスラエルの国境で5時間ほど待たされたことがあったので、私も4-5時間待ちを覚悟の上で出かけたのであります。待ち時間のための食料と数冊の書籍をしかと携えまして…。 が、アレンビー橋では呆気(あっけ)なく、本当に呆気なく通されまして…国境で想定していた″尋問”は全くなく、スタンプは別紙に快く押してもらえて、ものの5分ほどの入国審査でイスラエルに入国していたのでした。 さて入国審査はものの5分ほどで終わったのですが、国境にはたくさんの人たちが詰めかけておりまして、入国審査へ進むまでには長蛇の列。ここでもアラブの行儀の悪さはひときわ目立ちます。ほんまに行儀悪いで、アラブ! このエピソードは次のブログでご紹介いたします。
最終更新日時 2012年5月19日 21時4分27秒
先日フランス人の友達とレインボーストリートを散策していましたら、「石鹸の家 (The Soap House)」に行ってみないかと言われました。何でもこの友達のお気に入りのお店なのだとか。私自身は初めてです。じゃあ、行って見ましょうということで足を延ばしてみました。 お店の敷地内のイングリッシュガーデンにはきれいな花々が咲き乱れ、ここだけ見ていると「あれ? ここはどこ?」とも思えてしまうヨルダンらしからぬ雰囲気。店内は整然としていて、ハーブの香りが漂う清潔な空間。
並べられた商品を見ると「Trinity」というブランド。Trinityと聞くと、あれ?と思われる方も多いのでは? そうです、ヨルダンのMovenpick ホテルや Marriott ホテル、さらには Kempinski などそうそうたる5星ホテルのアメニティに使われている昇進正銘のヨルダンブランドです。 ブランド自体はそれほど新しくないものの、この場所に新しく店舗を構えてからはまだ2年だそうです。工場はヨルダン北部にあるアジュルーンにあります。このお店では、″Trinity”と″Orjan”という2つのブランドが扱われていますが、どちらもアジュルーン発のヨルダン・オリジナル・ブランド。″Orjan"は主に石鹸、″Trinity”は石鹸のほかにクリームやスクラブなど幅広いラインを展開しています。
ディスプレイもかなり洗練されています。お客さんはやはり欧米からの観光客が多いのだとか。日本人でここを訪れる人は、まだほとんどいません。 Trinityは、まだまだ日本では知られていないブランドですよね。といいますか、まだまだ世界でも知られていないヨルダン一押しのブランドです。 セールスポイントは、「オーガニック」であるということ。クリームや石鹸のニオイはけっこうきついのですが、人工的な香りは使っておらず、すべてナチュラルなエッセンシャルオイルのみを使用しているということ。またパラベンを一切使っていません。
さらにオーガニックにしてはお値段がかなりお安いブランドなのです。フランス人の友達もスクラブを使ってみたが、とても質がいいし安い、と言っていました。 私は今回はお財布にお金が入っておりませんでしたので何も買いませんでしたが( もちろんカード払いもOKです。
ディスプレイを見ているだけでも幸せな気分になる素敵なお店です。スタッフもとても感じがよい。ぜひ皆さまも足を運んでみてください。
ジョーダンリバーも越えて、さらにズンズンと歩きます。「The Soap House」という小さな茶色い看板が左手にありますので、そこを入ります。小さな細道で「え? こんなところにお店があるの?」と思われるかもしれませんが、あります。一番奥の右手にあるのがこの「石鹸の家」です。 Trinity ですが、まだパンフレットやホームページも準備中だということです。これから力を入れて売り出していく模様。でも数々の5星のホテルではこのブランドがすでに導入されています。皆さまも是非このヨルダン・オリジナル・ブランドをお試しあれ!
最終更新日時 2012年5月9日 3時32分20秒
GWが終わりました。明日からお仕事の日本の皆さま、お疲れ様です! さてこちらヨルダンですが、GWの終わりとともに青空が戻ってきました。なんでやねん? と言いたくなりますが…。だってお客様がいらしていたGW中は、砂塵が舞う乳濁色の世界だったんですよ。
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この憎たらしいくらいの青空! お客様にも楽しんでいただきたかったです… この時期のヨルダンは、まだまだ緑が茂っていて気持ちがいい。日本の新緑には負けますが。 でもこの後1カ月もすれば、照りつける太陽にやられて、緑は姿を消し、茶色の世界が広がります。とはいえ、ヨルダンはとりわけアンマン市で緑化運動を推進しているのか、最近は以前よりずっと緑が多くなったように感じます。 さてそんなアンマン。乾燥度ですが、半端じゃありません。どうやってご説明しましょう、この乾燥度。そうですね、手洗いした下着を干しておくと、室内でも半日(数時間??)ですっかり乾いてしまいます。手洗いしたものですよ、洗濯機で脱水したものではありませんよ、しかも室内ですよ。どうでしょう? ヨルダンの乾燥度。 乾燥肌の私のお肌ですが、ヨルダン入りして半月ほど。今のところ、まだ頑張っています。まだモチモチ感があります。よし、この調子。以前よりは頑張ってケアするようにしています。ま、老化が出始めてから頑張っても遅いんですけれど… お部屋には大きめのボウルにたっぷり水を張っておいています。夜はこのボウルをベッドのそばに置き、ナノイーをセットしながらお眠りです。乾燥に負けずに頑張って欲しいこのお肌。何か良い乾燥対策があれば、皆さま是非ご教授くださいませね。
最終更新日時 2012年5月9日 3時31分54秒
アンマン入りして約2週間が経過しました。ゴールデンウィーク中にヨルダンにお越しいただいているお客様、お楽しみいただいているでしょうか?? ちょっぴりドキドキしながら、電話を受けております。 アパート探しを本格的に始めているのですが、手強いですね。何が手強いって、実は物件は幾らでもあるのです。が、どのアパートも大きすぎる!! レバノンではウサギ小屋みたいなアパートばかりだったのですが、ヨルダンのアパートは寝室が3つあったりするドでかいアパートが多い。大きいアパートですから、当然値段も張るわけです。 現在のアパートの相場は400JD-500JD(5万円弱~6万円前後)でしょうか。それも値切ってです。ヨルダンにしてはけっこうしますよね。でもドデカいわけですし、ある程度きれいな所を選ぶならこれくらいです。1000-1200JDという物件もたくさんあります。 そういえば、220-250JDと広告を出しているアパートがありまして、見に行きましたら、家具はぼろぼろで部屋は薄汚れていて、カビ臭く、最悪でした。一緒に行ってくれたヨルダン人の友達は「こんなアパートをこんな値段で貸すなんて恥と思わんのか!」と大家(代理)に吐き捨てていました。 そんなこんなで、アパート探しは難航しております。私は一人ですし、もっと安いところがいい! とけっこう粘って探しております。が、そろそろ家具つきのアパートがさらに見つかりにくくなる時期に入っています。来月になるとサウジなどから「湾岸族」(湾岸エリアのアラブたち)がヨルダンにどっと押し寄せてくるのです。
去年もそうだったようですが、今年もシリアやレバノンやエジプトがことごとく不安定なので、ヨルダンに集中するようです。もうこうなったら、ヨルダンはパンク寸前。道という道は車で渋滞、タクシーもつかまらなくなりますし、悪夢のような日々が始まります。 こうした湾岸族は、夏の間だけヨルダンで過ごすので、家具つきのアパートはすべて埋まってしまいます。湾岸族が押し寄せる前にちっちゃくて cozy な家具つきアパートを見つけたいなぁと思っています。
最終更新日時 2012年5月3日 4時41分55秒 |一覧|楽天プロフィール設定されていません |