2009年5月3級実技試験【第3問】(8)「所得控除」
独学 3級FP技能士 合格講座 中野克彦 なかじまともみ 岩崎剛士《問8》 Aさんの源泉徴収票にある「所得控除の額の合計額」に入る金 額は、次のうちどれか。 1) 1,372,630円+50,000円+30,000円+310,000円+630,000円+380,000円 =2,772,630円2) 1,372,630円+50,000円+30,000円+310,000円+630,000円+380,000円 +380,000円=3,152,630円3) 1,372,630円+50,000円+30,000円+310,000円+380,000円+630,000円 +380,000円+380,000円=3,532,630円 解説者:岩崎剛士 仁 (CFP(R)、1級FP技能士)《問8》正解:2 【所得控除】正解は「2」です。人的控除の部分が正しく理解できているかがポイントになります。【過去の出題】2008年1月3級実技試験 【第3問】 (8)所得控除2007年1月3級実技試験 【第3問】 (8)所得控除所得控除には、大きく分けると物的控除と人的控除の2種類があります。今回は、扶養控除(一般と特定)、基礎控除の2点がきちんと理解できているかがポイントになります。<物的控除>社会保険料・・・ 1,372,630円生命保険控除・・・ 50,000円地震保険料控除・・・ 30,000円 合計 1,452,630円<人的控除>配偶者特別控除・・・310,000円扶養控除(特定)・・・630,000円扶養控除(一般)・・・380,000円基礎控除 ・・・380,000円 合計 1,700,000円よって、所得控除額合計額は、1,452,630+1,700,000円=3,152,630円となります。なお、所得控除には次のようなものがあります。特に試験で出題される部分を掲載しています。必ず「控除額」が答えられるようにしましょう!!┌─────────────┬────────────────────┐│ 物的控除 │ 人的控除 │├─────────────┼────────────────────┤│・医療費控除 │・基礎控除(38万円) ││・社会保険料控除 │・配偶者控除(38万円) ││・生命保険料控除 │ 老人控除対象配偶者(48万円) ││・個人年金保険料控除 │・配偶者特別控除(最高38万円) ││・地震保険料控除 │・扶養控除(38万円) ││・小規模企業共済等掛金控除│ 特定扶養親族(63万円) ││ など │ 老人扶養親族(48万円) ││ │ 同居老親等である扶養親族(58万円)││ │ など │└─────────────┴────────────────────┘────── COPYRIGHT (C) 2009 Takeshi Iwasaki All Rights Reserved. ──────