KLMオランダ航空で行くアイルランド研修5
今回は北アイルランドの絶景を満喫する旅です。ベルファストを出発してさらに北に向かいます。“コーズウェイ・コースト”と呼ばれる北の海岸線には世界遺産を含む素晴らしい景色を楽しめる場所がたくさんあります。まず最初に向かったのは【キャリック・ア・リード吊り橋】。「吊り橋っ!」と聞いてちょっとあせりました、私。 高い所苦手なんです。「どんな所なのっ???」 そんな心配をよそに吊り橋が見えてきました。想像以上にすごいところに吊り橋が架かっています! 断崖とキャリック島という小さな島を結んでいる長さ20メートルの吊り橋です。もとはこの島の周辺が鮭の漁場であったので、地元の漁師たちが350年ほど前に架けたのが始まりだそうです。現在では英国のナショナルトラストが管理していて一般に公開されています。 駐車場から吊り橋までは遊歩道を歩いていきます。 のどかな風景です。 野の花がたくさん咲いています。 歩いていて本当に気持ちがいいです!! 歩き続けていると・・・、こんな絶景が目の前に!!! まさに断崖絶壁。景色に圧倒されていたら、とうとう吊り橋に近づいてしまいました。 吊り橋入り口。 入り口から吊り橋までの階段がかなりの勾配。すでにスリリングです! 意を決して渡ります!!!! 幅はわずか1メートルほど。足元を見ると足がすくんでしまいます。 しかも結構ゆれるんです。 渡ることに必死で、周りの景色を堪能する余裕はありませんでした・・・。悔やまれます。 吊り橋を渡った先のキャリック島は断崖の島。柵なんてものはありません。 吹きつける強い風と、あいにくのどんよりした曇り空の下で海を眺めていると 地の果てまで来てしまった気分になってしまいます。 荒々しい岩肌の断崖。迫力です。 とにもかくにもスリリングと絶景を満喫いたしました。今日の観光は絶景巡り。まだまだ続きますが、その途中にブッシュミルズという町を訪れました。この町にはアイリッシュ・ウィスキー“ブッシュミルズ”の蒸留所があり、ウィスキー作りの現場をガイド付きツアーで見学することができます。 この【ブッシュミルズ蒸留所】は1608年創業で世界最古のウィスキー蒸留所なのだそうです。ウィスキーと言えばスコッチウィスキーのイメージがありますが、実はアイルランドが発祥の地。「命の水」という意味のアイルランド語“ウシュケ・バハ”がウィスキーの語源となったそうです。 ガイドツアー入り口。ガイドツアーの締めくくりは、お決まりのテイスティングです。ウィスキー初心者の私は、“ホット・トディー”を選んでみました。ウィスキーを嗜むようになるには、私にはまだまだのようです。 “ホット・トディー”(ウィスキーのお湯割りに砂糖、シナモンを加えたもの)蒸留所の後は、私が一番見てみたかった不思議な場所に向かいます。 【ジャイアンツ・コーズウェイ】です。眼下の海岸までは、ビジターセンターからシャトルバスも出ているのですが、断崖を縫うようにある遊歩道を歩いて行くことにしました。「早く、近くで見てみたい!」はやる気持ちを抑え、まずは雄大な景色を楽しむことにします。 とにかく歩きます。その分、美しい景色をのんびり堪能できます。 歩き続けること40分。ついに海岸に近づいてきました。 近くで見ると... 驚きです!!! 石が六角形になっています!!! およそ6千年前の火山活動とその後の氷河期を経てこの独特の六角柱状となったそうです。 1986年に世界遺産に登録された世界屈指の自然奇観です。 六角形の石柱。見れば見るほど不思議です。 石柱は辺り一面にニョキニョキ突き出ています。4万個近くあるそうです。 石柱の大きさは様々。こんなに高さがあるものもあります。 大自然が育んだこの景観。思う存分に楽しみました。これで北アイルランド観光は終わりです。再びアイルランド共和国に戻ります。向かう先はアイルランド西部の最大都市「ゴールウェイ」。ベルファスト国際空港から空路を利用します。 ベルファスト国際空港。 ベルファストからゴールウェイまではMax2航空を利用します。 Max2航空は英国のマン島を中心に運航している航空会社です。 どんな飛行機かと搭乗口で待っていると・・・現れました。 どうりで、航空券の座席番号が「OPEN」だったのか...納得です。 どうりで、私たち以外2,3人しか搭乗口にいなかったのか...納得です。 搭乗口から飛行機まではてくてく歩きます。 乗り込みます。 機内の様子。 機内からの眺め。 ゴールウェイの街が近づいてきました。約1時間ほどのフライトで無事ゴールウェイ空港に到着です。 ゴールウェイの街を拠点にしての旅が始まります。