警察庁の平成１５年１月～１０月データによれば、「侵入盗（しんにゅう とう）」の被害件数は、昨年対比でわずかに少なくなっています。逆に、増加しているのが「詐欺事件」です。「オレオレ詐欺」や「請求書を送りつける」事件の影響も、少なくないでしょう。

侵入盗事件が減った理由として、テレビなどで防犯対策の特集が例年にないほど組まれ、さらに、ホームセンターから家電量販店、ハウスメーカーまでの幅広い業界で「防犯」がキーワードになったからだと言えるのではないでしょうか。

この傾向は、来年以降も続くでしょうし、犯罪がなくならない限り、消えないブーム（ダイエットブームのように）になると予想できます。しかも、テロの心配まで増えてしまっているのですから。

まずは、今後、犯罪組織は侵入しやすい家を狙うことは、間違いないでしょう。少しずつではありますが、防犯対策している家や車が増えているのです。犯罪者たちも（表現はおかしいですが）食うために、必死になってくるかも知れません。

そうなれば「ひったくり」を除き、侵入しやすい家を狙う可能性は高くなるでしょう。アメリカほど、物騒じゃありません。だからこそ、アメリカ並みに安全対策をしておいた方が、間違いないと思います。



今後は、年配の方、女性の方、小さなお子さんを狙った事件が増えてくると思います。最低限、防犯ブザーは必ず持ち歩きましょう！