劇「ウィーンの森の物語」を観に東京芸術劇場へ。
シアターウエストへ。
アトリエウエストでは、東京空襲資料展もやっていた。観劇後に見てみました。
あそびあーと☆こども劇場いるまに来た招待状で行かせてもらいました。
東京演劇アンサンブルの「
ウィーンの森の物語」
「あらすじ:
美しく青きドナウのほとり、ウィーンの下町の商店街。
人形修理店の娘マリアンネは、隣の肉屋のオスカーとの婚約から逃がれ、ゴロツキのアルフレートに一目惚れして駆け落ちする。肉屋なら食いっぱぐれないだろうと安心して娘の結婚を願っていた父(魔術王)は、娘との縁を切る。
一年後、アルフレートとマリアンネの間には乳飲み子がおり、生活は困窮している。かつての情熱は消え去り、マリアンネはアルフレートの実家に息子を預けて働き口を探す。
マリアンネの父は甥エーリヒやその愛人ヴァレリーらとワインの新酒を祝う会で飲んでいたが、騎兵大尉に連れていかれたキャバレーで、半裸の踊り子として登場したマリアンネと再会し、激怒する。客からの売春を拒否するマリアンネだが、その腹いせに、金を盗んだと警察に突き出され、留置所に入れられてしまう。
マリアンネを不憫に思ったヴァレリーの計らいで、マリアンネと父はなんとか和解。元婚約者のオスカーもマリアンネを受け入れ、皆でアルフレートの実家に息子を迎えに行く。
大団円と思いきや、息子は祖母によって殺害されていた。マリアンネの悲痛な叫びの中で幕。」
チラシやパンフレットで大体のあらすじはわかったので、最初は少しうとうとしてしまいました。昼食後でw その後はしっかり観てましたが、割と面白いというか興味深かったですね。
女性を肉感的に描いてて、性的対象としか思っていないのかと感じてしまう。当時の女性観なのかもしれないけど、やはり見ていて辛いなあ。今の日本でもあまり変わりはないのかもしれないけど。
プチ市民とパンフレットに書いてあってBGMはウィンナワルツもあったけど、貧困層かと思うほど。経済的にだけでなく精神的に貧困なのかも。
恋愛なのか情事なのか、男女関係が侘しいですね。オスカーのマリアンヌに対する純愛?もストーカーじみた所有欲なら哀しい。
2時間半の上映時間と言ってたけど、10分休憩が2回もあったので、間延びしてしまった。一回だけでいいんじゃないかな。場面転換の為に必要だったのかも。
最初の暗転が本当に真っ暗になり、照明が点いた時には舞台前方に役者が立っている。足音も聞こえないから、急に現れてびっくり。休憩後も含め3回あったが、慣れないなあ。
また、ウレタン?みたいな生地にだまし絵の衣装や、頬紅が赤い点だったりと異様だけど、下着姿になった時と対照的に見せる為なのかも。
セリフが大声で叫ぶ時、かえって聞き取りにくい。でも、よくこの劇団が演じてる哲学的なブレヒトの脚本よりはわかりやすかったかな。