新宿への往復で、小説「ママハハ物語」(宮迫千鶴)を読み終わりました。
「家族の幸せって何?」「普通の人生って、どんな人生?」アロハにゴムゾウリをはいた中年怪人と、パンクに目覚め始めた高校生、そして若き画家の「私」が、ある日突然、再婚家庭を始めることになった。ひたすら脱常識的に生きる父親とロック・マインドを持つママハハ、そのはざ間で頭をグラグラさせる息子がくり広げる、おかしくてチョット悲しいドタバタ家庭劇。
最初の結婚制度の解説?フェミニズムというか、説明が長くて理屈っぽいので、
読み飛ばしたくなったけど、そこを読まないと理解できないのかと思い、読みづづけましたw
確かにそうだなとは思ったけどね。
自分の成育歴と継子のQ太郎を重ね合わせ、友達のように理解し合えるのがすごい。
高校生から同著を始め、カウンセラーのように話を聞くことから始めたのが良かったのか。
父と不倫してた継母を許せるQ太郎も偉いと思う。まあ、実母が意地でも離婚せず、
グレートマザー化してしまったのが窮屈で仕方なかったというのもあったらしいが。
3人でいろんなことを破天荒に話し合えるという面白い家族ですよね。